EDITOR編集部の「スイーツ大好きノッポさん」こと原田です。今回は基山町の「和洋菓子あびによん」さんのちょっと変わったカステラをご紹介します。と思いきやこのお店、なんと変わり種スイーツの宝庫でした。
親子3代で受け継がれている和洋菓子店
基山駅から徒歩1分のところに約30年前から地元の方に愛され続けている商店街「基山モール商店街」があります。その入り口に位置する和洋菓子店こそ今回取材させていただいた「和洋菓子あびによん」さんです。
こちらのお店は、現在のご主人のおじい様の代から親子3代に渡って受け継がれてきたお店です。創業して、まず初代のおじい様が和菓子店をされていたそうです。しかし、2代目のお父様は洋菓子が専門だったため、洋菓子店へ姿を変え、そして3代目現在のご主人は和菓子を得意とするそうですが、長年洋菓子を買いに来てくれていた地元の方々のために今は和菓子も洋菓子もあり、まさに3代で脈々と受け継がれた和洋菓子店になったそうです。
佐賀の日本酒を飲み比べできる新感覚スイーツ
店内に入ると、さっそく変わり種スイーツにふさわしい全く聞いたことがないような名前のスイーツを発見しました。その名も「佐賀ん酒びたしカステラ」。これは、焼き上げたカステラに日本酒を染み込ませているそうです。名前のとおり、普通のアルコール入りお菓子より、アルコールの量を多めに使っており、お酒が強くない方は酔っぱらってしまうそうです。子どもは食べたらダメな大人のスイーツということです。
酒びたしカステラには、8種類の佐賀の日本酒をそれぞれ染み込ませてあり、すべて違う酒蔵の銘柄だそうです。食べ比べというか、飲み比べというべきかを楽しんで欲しいため、単品での販売はしておらず、8個セットのみでの販売です。さぁ食べてみようと思ったのですが、実はお盆時期の売れ行きが非常によく、現在在庫が全てなくなってしまっていました。ご主人曰く、口に入れるとしっかりとした日本酒の香りが広がり、柔らかいしっとりとした食感は全然普通のカステラとは違うそうで、ファンも多いとか。私もぜひ今度はプライベートで買いに来たいと思います。
店内に変わり種スイーツがたくさん
酒びたしカステラが食べれずに残念な気持ちでしたが、ふと店内を見渡してみると、そこには変わり種スイーツがたくさん並べられていました。ご主人の遊び心に感謝しつつ、ご紹介していきたいと思います。
丸ごとピーチ
桃がタルト生地の上に丸ごと乗ったケーキです。左が白桃で右が黄桃なのですが、通常缶詰などでよく使われる黄桃は生の状態ではほとんど売っていないらしく、こちらも非常に珍しいスイーツです。黄桃の方が甘さがあるらしいので、ぜひ食べ比べてみてください。
きやまシュー
シュークリームも普通のお店とは違い、生地の柔らかさとクリームの美味しさを保つために注文を受けてからクリームを詰めるそうです。昨年販売10000個記念で1個50円のキャンペーンを実施したところ1日で800個売れたそうです。すでに20000個も超えているそうなので、30000個記念に期待ですね。
変わり種フルーツ大福
大福と生どら焼きの種類が豊富だなと思って見ていると、ここでも変わり種がでました。大福の種類に注目してみると、パインやメロン、すいかになしなどあまり大福の具として聞いたことのないフルーツが入っています。ご主人のおすすめのすいか大福は、すいかの産地で有名な熊本県植木産が使用されており、「食感に驚きますよ」とのこと。
中を割ってみると、まさかのみずみずしいスイカがでてきました。スイカの水分があるにも関わらず、モッチリした大福の生地はそのままで、スイカのシャリシャリ感もバッチリそのままのまさに新食感です。ぜひ試してみてください。
子が作り、父が命名した人気NO.1スイーツ
最後にお店の看板商品をご紹介します。お餅の中に、イチゴとあんこと生クリームが入っているのはよく見かけます。しかし、変わり種スイーツの宝庫「あびによん」では、さらにそこに栗とバナナも入っています。具があまりに盛りだくさんなせいで、こんなに大きな爆弾大福になっています。
この「しあわせ」は現在のご主人が開発して、2代目のお父様が命名したそうです。名前の由来は、この大福を食べているお客さんがとても幸せそうな顔をしてほおばっているのを見て、ひらめいたそうです。なんとも素敵なエピソードを頂戴して、食べる前から幸せな気分になりました。ぜひ皆さんも「和洋菓子あびによん」の変わり種スイーツでしあわせな気分になってみてください。
店舗情報
和洋菓子あびによん
営業時間:10:00~19:30
店休日:不定休
住所:佐賀県三養基郡基山町宮浦186-9
電話:0942-92-3465
Facebookページ→https://www.facebook.com/avignon.kiyama/