【中木庭ダム】持ち帰りのできる『あじさい園』|山浦

【中木庭ダム】持ち帰りのできる『あじさい園』|山浦

鹿島市山浦の『中木庭ダム』にある『あじさい園』。

湖畔の斜面に約7,000株が咲き誇るこの『あじさい園』では、6月下旬の花が終わりに差し掛かる時期には、訪れた人は、なんと!花を切り取って持ち帰ることができるんです!

ダム湖畔の斜面の緑に映える青い紫陽花

6月後半の休日。

梅雨の中休みの晴天に紫陽花を見にいこうと思い立ち、さっそく車を走らせつつ目的地を考えてみる。すぐ頭に浮かぶのが相知の『見帰りの滝』に、北方の『大聖寺』どちらも素敵な紫陽花が見られる佐賀県内有数の紫陽花スポット。ですが、新しいところはないかと鹿島方面の地図を検索してみると『中木庭ダム』というところに『あじさい園』があるとわかり、本日の目的地はそちらに決定。早速向かってみることに。

有明海沿岸道路が徐々に開通してきて、ますます行きやすくなった鹿島方面。

佐賀市内から約1時間。国道444号線を大村方面に走ると到着。国道から右折し、川を渡ってすぐ左にある駐車場に車を停めてみると、まず目に飛び込んできたのが遠くの斜面に青一色の紫陽花。期待感が高まります。

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白、淡い青、目の覚めるような青。手毬型の紫陽花が壮観な遊歩道

『あじさい園』は、棚田状に咲く紫陽花の中を縫うように歩ける遊歩道が整備されていて、高低差もそれほど大きくないので、年配の方や子供も気楽に歩けます。

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遊歩道の入り口には美化協力金の募金箱があり、きれいな紫陽花を楽しむお礼に訪れた人は募金をしていくようになっています。

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そこで驚いたのが美化協力金の看板に書かれた「花の持ち帰りは6/18以降にお願いします」の文字。そうです!ここの紫陽花は見て楽しむだけでなく切り取って持ち帰ることもできるのです!

さっそく車にハサミと袋を取りに戻り、散策を開始。額紫陽花もありますが、多くが手毬型の紫陽花。土壌の特徴なのか、こちらの紫陽花はところどころに紫系もありますが、ほとんどが白から目の覚める青空のような青など、多くは青系です。

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紫陽花の白と青、樹木の緑、ホトトギスの鳴き声、ダム湖畔の遠くの青空。全てが心地よく、案外人も少ないのでゆっくりと過ごせます。また、駐車場のすぐ下の川原では、家族連れが川遊びをして楽しんでいました。切り取った花と枝を入れたビニール袋に川の水を入れて、これで自宅までいきいきとしたまま持ち帰れるのもうれしいですね。

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最後に

佐賀県内には多くの紫陽花のスポットがありますが、気兼ねなく切り取って持ち帰ることが出来るこのあじさい園はとても貴重な場所です。

持ち帰った花を飾り、枝を挿木で増やす。それを毎年繰り返せば、我が家の庭も素敵なあじさい園になるのでは、と夢は大きく広がります。

場所 中木庭ダム
住所 〒849-1314 佐賀県鹿島市山浦
公式サイト https://saga-kashima-kankou.com/event/10340
詳細

駐車場:あり

問い合わせ:能古見公民館(0954-62-3372)

【あじさいの摘み取りについて】
・あじさいの葉の裏に虫がいることがございます。手袋などの対策をお願いいたします。
・あじさいは好きに摘み取っていただいて大丈夫ですが、他の方も楽しめるよう、ご配慮の上、お持ち帰りください。
・はさみの貸し出しはございますが、数に限りがございますので、ご持参いただくことをお勧めします。

地図

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とくりん

佐賀市川副町の隠れ家に住む。 佐賀県の自然と産物、歴史を愛する。 庭に来る野鳥を観察するのが目下の楽しみで、カチガラスがきたらとに...

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