「サギソウ」はサギが羽を広げたような純白の花びらを咲かせる湿地に生育する植物です。
生育地である湿地の減少や過度の採集による減少傾向で準絶滅危惧種に指定されていますが、佐賀では七山にある『樫原湿原』で毎年、真夏に美しい花を咲かせています。
目指すは、七山の『樫原湿原』
夏になると楽しみにしているのが『樫原湿原』の「サギソウ」。
あまりの美しさに惚れて以来、毎年必ず見に行きます。
佐賀市内からは古湯温泉トンネルを抜けて、古湯温泉西口信号を左折して県道278号線を七山方面へ。
『樫原湿原』の看板を右折して2kmほどで到着、所要時間は約1時間でした。
樫原湿原とは
唐津市七山にある標高591m、敷地面積約120haの湿原で、環境省の「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」(重要湿地)に指定されています。
ボランティアの方々が希少な動植物を保護されていて、ガイド役も務めておられます。
湿原内は遊歩道も整備され、近くに駐車場や簡易トイレもあるので、季節ごとの動植物を目当てにアマチュアカメラマンなども多いスポットです。
純白の花びらが最高に美しい稀少植物「サギソウ」
真夏の風物詩「サギソウ」が見たくて樫原湿原に到着。
駐車場から歩いて数分、湿原の中にちらほらと白い花が咲いているのが目に入るともうテンション最高潮です。
「今年も見れた!」
そう、「サギソウ」の美しい姿を一度見るともう虜になってしまうのです。近づいてみると、確かに鳥の羽のような、または天使のような、何とも言えない美しい姿に感動します。
雨上がりなどでうっすらと透明がかった儚い姿はさらに美しく、ついつい同じ花を何枚も写真に撮ってしまいます。携帯カメラで撮っても十分なのですが、多くのアマチュアカメラマンが持っているような立派なカメラで撮ってみたい。そう思わせてくれる美しさです。
最後に
佐賀市内からほんの1時間で行ける『樫原湿原』。
この日の気温が佐賀市内は35℃でしたが、湿原周辺は28℃、標高が高いので涼しく快適でした。
「サギソウ」以外にも絶滅危惧種の植物なども多い『樫原湿原』。日頃見かけない植物を見に涼みに行ってはどうでしょう。
あなたもきっと「サギソウ」の虜になりますよ。
スポット情報
スポット名 | 樫原湿原 |
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住所 | 唐津市七山池原乙789 |
詳細情報 |
【駐車場】あり 【車でのアクセス】 【見頃】7月~9月頃(気候により変動あり) |
地図 |
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