2022.09.15 追記
アンジェココの魅力と世界観
「アンジェココ(ANGE COCO)」は街中の喧騒を忘れて特別な時間を過ごせるパティスリー。まるでフランスの田舎町を訪れたかのような錯覚を覚える空間です。2000年に鳥栖市にオープンし、2008年に現在の場所へ移転。これまで多くの人を魅了してきた、その世界観を隅々までご紹介します。
目次
スイーツヴィレッジ(SWEETS VILLAGE)
大きな通りから一本裏に入った住宅街。そこに突然"村"が現れます。ここが「アンジェココ」。
この景色から、「スイーツヴィレッジ」という呼び名を付けられている理由がわかりました。
開かれた扉の向こうにどんな景色が待っているのかと、ワクワクせずにはいられません。
入口を抜けると正面には小さな建物が建ち並んでいます。
窓の向こうに見えるランプの明かりから温もりが伝わってくるようです。ここは購入したケーキを食べられるイートインスペース。
村の中にはこのようなコテージが全部で3棟あります。(そのうちの1棟はエクレア&紅茶を販売するローズガーデンカフェ専用で、利用は12歳以上に限定)
室内には、アンティーク収集が趣味というオーナー夫妻が選んだこだわりの調度品が並んでいて、落ち着いた雰囲気。
コテージの周りは緑で囲まれているので、穏やかな気持ちで過ごせます。時間が経つのをついうっかり忘れてしまいそうです。
建物の隣にはテラス席。天気の良い日には風にあたりながらスイーツを頂くのもいいですね。
取材に訪れた日も心地よい風が吹き抜けていて、沢山のお客様で賑わっていました。
扉を抜けた左手には、パイ&デニッシュの店、チーズスフレ&チーズタルトの店。開け放された扉や小窓から、良い香りが漂っています。
その隣にはジェラートの店があり、キラキラしたジェラートたちに吸い込まれてしまいそうです。
本館はまるでスイーツの城
こうしてようやくたどり着いたのが本館。ワッフル&パフェの店も入り口横に併設されています。
本館の扉を開けると、そこには大きなショーケースが現れました。
端から端まで並んだ色とりどりのケーキは「私を見て!」と言わんばかりに輝いています。
背中側に目を向けると、そこは焼菓子のコーナー。壁に描かれたイラストが心を和ませてくれるようです。
さらに奥にはチョコレートのショーケースもあります。どこもかしこもスイーツだらけで、まるでスイーツの城にきたような気分です。
そこから続くコーヒースタンド、そして季節商品のコーナー。
ちなみにコーヒーは村の中の3ヶ所で販売されていますが、それぞれテイストが違います。飲み比べてみるのも楽しいでしょうね。
アンジェココはパッケージにも力を入れているので、それを見てまわるのも楽しみの一つ。人気のバターケーキは懐かしさも感じさせるパッケージデザイン。
定番商品であっても、イメージを守りつつ新しいものへと進化させています。守るべきところは守りながら新しさも取り入れていくからこそ、アンジェココは長年愛されているのでしょう。
こだわりの店作り
広々としている館内ですが、それでもスペースが足りないほどお菓子が並んでいます。
これだけ種類が多いのは、オーナーのこだわり。お客様に選ぶ楽しさを満喫してほしいという想いが込められています。
アンジェココには定番のスイーツが約20種類。さらに季節のスイーツが約30種類。館内全てのスイーツを眺めているだけでもウキウキしますよね。
選ぶ楽しさを大切にするオーナーだからこそ、目移りしてしまうほど沢山のスイーツが集められた"スーツヴィレッジ"が出来上がったのでしょうね。
"アンジェココ"はフランス語で"天使の卵"という意味を持ちます。ここから幸せが広がっていきますようにと願いを込めてつけられた店名です。だからアンジェココは常に新しい仕掛けを忘れません。
ローソクを飾るように、お客様自身の手で手軽に楽しくケーキをデコレーションしてほしいと始めたプリントマカロンも、その仕掛けの一つ。
ランチを提供しているPUB BaBooは、15時からデザート・ケーキセットを提供するようになりました。
入口には数年前にオープンした雑貨屋のようなお花屋さんが、スイートヴィレッジの世界観を際立たせています。
大切に守られている世界観と、お客様を楽しませようという想いが込められた新しい仕掛けの両方が存在するのも、アンジェココの大きな魅力です。
人気のケーキ
店頭で一番人気があるのは、細部までこだわり抜かれたケーキ。
「何かと何かを足すことで新しいものを生み出していく」というのがオーナーのスタイルで、アンジェココには目新しい組み合わせのケーキが多く並びます。
この一見シンプルに見える「キューブ」というケーキにも、一口頬張ると驚きと幸せを感じる仕掛けが。ふわふわだけどシャリシャリの食感で、苺とチョコとピスタチオが絶妙なバランスを取っています。
こちらは「カフェオランジェ」という、コーヒーとオレンジのケーキ。一番下に敷かれたスポンジに潜んでいるオレンジピールが良いアクセントになっていて、コーヒーのクリームは少し大人のテイスト。なめらかで溶けてしまうような食感がクセになりそうです。
どのケーキにも意外性と絶妙なマッチングが組み込まれていて、その遊び心がアンジェココの魅力の一つになっているのでしょう。
非日常で穏やかな空間を満喫しながら、これでもかと言うほどスイーツを堪能できるスイーツヴィレッジ「アンジェココ」。
ご友人やご家族と一緒にいつもとは違う休日を楽しむのにも最適ですし、一人でのんびりとリフレッシュするのも素敵です。あなただけの楽しみ方を見つけてみてくださいね。
店舗情報
アンジェココ|SWEETS VILLAG ANGE COCO
住所 | 鳥栖市蔵上4丁目121 |
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公式サイト | WEB:http://angecoco.info/ オンラインショップ:https://angecoco.net/ |
詳細 |
【OPEN】10:00~19:00 【CLOSE】毎週月曜日 第一・第三火曜日 【TEL】0942-81-1638 |
地図 |
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EDITORS SAGA編集部/幸森彩香(ライター)