最近、Instagramの人気もあって「インスタ映え」という言葉を耳にするようになりました。Instagramに写真を公開した際に「ひときわ映える」、「見栄えがよい」という意味で使われる表現で、いわゆるフォトジェニックということ。インスタ映えする写真を撮るには、フォトジェニックな壁の前で撮るのが一番簡単。自撮りするにしても背景がおしゃれな方がインスタ映えするらしい!
そんな流行している言葉にあやかって、EDITORS SAGA編集部が見つけた佐賀のインスタ映えする魅力的なスポット、今回は『壁』に焦点をあててご紹介します。
海外旅行風のスポット
1.有田ポーセリンパーク(有田町)
日本に宮殿?!まず最初にご紹介する壁は、映画のロケ地として全国的にも有名になった有田ポーセリンパーク。正面からの画も大変美しいですが、中庭にある壁面が精密!バロック様式のその景観は圧巻でシャッターを押さずにはいられない気分にさせてくれます。
引きで全体が写るように撮っても、寄りで撮っても柱や手すり・アーチ形の窓など精密な細工が写りこみ、海外風の素敵な写真を撮ることができます。
小京都風スポット
2.トンバイ塀通り(有田町)
白壁の建物や焼の物商店が立ち並び、まるで小京都といっても過言ではない有田の街並み。そこから一歩小道に入ると、『トンバイ塀のある裏通り』があります。そう、次に紹介する壁はトンバイ塀。
トンバイ塀とは、登り窯を築くために用いた耐火レンガ(トンバイ)の廃材や使い捨ての窯道具、陶片を赤土で塗り固め作った塀のこと。その昔は、焼き物の技術を盗まれないよう高く作られていていたそうです。
釉薬や火の色がついた不揃いな色が逆におしゃれなトンバイ塀。洋風レンガとはちょっと雰囲気の違った風情ある写真を撮ることができます。
佐賀ならでは?!焼き物にあふれた宝箱スポット
秘窯の里「大川内山」は、1675年から廃藩置県(1871年)まで佐賀鍋島藩の御用窯が置かれていました。要するに、将軍や大名などへ献上する高品位な焼き物が焼かれていた場所。そんな由緒正しい場所にもフォトジェニックな壁があります。
3.大川内山の小川(伊万里)
大川内山のトンバイ橋の下にある小川。そこの壁面には、六角形の伊万里焼が埋め込まれています。紅や藍色で描かれた絵柄は、一つ一つ違い、白磁とのコントラストがなんとも綺麗な壁です。
緑と水がきれいなこの場所は神秘的な雰囲気の写真を撮ることができます。
4.鍋島藩窯橋(伊万里)
大川内山に行くと、なんとも目を引く橋が!鍋島藩窯橋には、これまた美しい絵付けが施された磁器が埋め込まれています。また、橋の上には、高級品とされる古伊万里の焼き物が!ここまで大きな焼き物が置いてある橋は全国的にも珍しく、伊万里ならではの景色です。
(四角形の焼き物パネルが飾られている壁)
5.大川内山大壁画(伊万里)
少しわかりにくいところにありますが、展望台の方に上っていくと見たこともないような細工が施された壁が!赤や水色、ピンクや緑など焼き物の破片がまるでモザイク画のようにちりばめられています。
陶片とトンバイ(焼煉瓦)で登り窯をアレンジした壁画のモニュメント。これぞフォトジェニック!
まとめ
佐賀のフォトジェニックな壁(前編)いかがでしたか?知っている場所はありましたか?今回は、伊万里・有田エリアから5か所をご紹介しました。前編があるということは...?そう、後編があるということ。佐賀にはまだまだ素敵な場所がたくさんあります。次回もお楽しみに!
情報
【有田】
1.有田ポーセリンパーク
〒844-0014 佐賀県西松浦郡有田町戸矢乙340−28
Google マップ
2.有田トンバイ塀のある通り
〒844-0003 佐賀県西松浦郡有田町上幸平
Google マップ
【伊万里】
3.大川内山の小川(トンバイ橋)
〒848-0025 佐賀県伊万里市大川内町乙1848
4.鍋島藩窯橋
〒848-0025 佐賀県伊万里市大川内町乙1803−2
Google マップ
5.大川内山大壁画
〒848-0025 佐賀県伊万里市大川内町乙1848
<Instagram link>
https://www.instagram.com/editors_saga/?hl=ja
model:risa sato
photo by:keisuke shingu
EDITORS SAGA 編集部 中村美由希
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