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【うれしの晩夏】8/25~8/30 嬉野茶×肥前吉田焼×温泉宿で 嬉野の新たな時代の幕が上がる

皆さん、はじめまして。

この度、武雄エリアのEDITORに任命いただいた鳥谷憲樹(とりやかずき)です。
武雄市山内町、三間坂駅のほど近くで、昨年12月からイタリア料理店を営んでいます。

さて、武雄市に住む私ですが、今回ご紹介したいのは、
嬉野市で開かれている【うれしの晩夏】というイベントです。

一度の投稿で語り尽くすことは到底不可能と思えるほど充実したイベントですので、
数回に分けてご案内します。まずはその全体像から。

【うれしの晩夏】と【嬉野茶時】

まず、嬉野茶時(うれしのちゃどき)について。
嬉野茶時は佐賀・嬉野の伝統産業である「嬉野茶」「肥前吉田焼」「温泉宿」の技術や心を継ぐ者たちが集い、4つの季節ごとに新しい切り口で伝統産業を表現するプロジェクトです。

季節ごとにイベントが開催され、その一つが【うれしの晩夏】。
昨年に引き続き、この夏も8月25日に始まります。

プロジェクト全体を見渡すと「うれしの」を冠する言葉が沢山あって
私自身、混乱しちゃいそうなので、一先ず図にしてみました。

伝統産業を集約した「嬉野茶時」はプロジェクト全体の呼称です。
季節ごとに開催されるイベントそれぞれに「うれしの花霞」「うれしの晩夏」「うれしの深秋」「うれしの春夢」と四季に応じた名前がついています。
これらのイベントは複数の企画で構成されていて、この夏開催される「うれしの晩夏」も、嬉野茶寮、The Tea Salon、嬉野晩餐会(受付終了)、嬉野茶ミュージアム、嬉野温泉ミュージアムという5つのコンテンツで構成されています。

うれしの晩夏を楽しもう!

嬉野茶寮とは

和多屋別荘の一室を舞台に、
若手茶農家7人が丹精込めて育てたお茶を自ら接客、サーブする特別な空間です。
合わせる甘味もまた素晴らしく、オーグドゥジュールメルヴェイユ博多の小岸シェフと
「鎌倉手毬」和菓子作家 御園井裕子さんの一皿を味わうことができます。

作り手と言葉を交わして

嬉野茶時ご来場の際、私からひとつだけお願いがあります。

是非とも茶師や窯元といった作り手と言葉を交わしてほしいのです。

作り手の顔がわかる、消費されるまでの工程がわかる、こだわりや想いを知る、
それによって目の前にある一杯のお茶、料理、器、空間の見え方は変わってきますし、
きっとあなたは嬉野のファンになります。

少なくとも、私はファンになりました。

訪れるべきはあなた

「伝統産業が3つも存在する」
これは実に大きなアドバンデージです。
その分だけ、技術や恒心、DNAを受け継ぐ人たちが数多く存在するということを意味しています。

嬉野茶、肥前吉田焼、温泉宿の担い手たち。
彼らはまるで3本の矢。
1本では簡単に折れる矢でも、3本束ねれば折ろうとしてもそう簡単には折れません。

嬉野茶時においては、それ以外にも複数のキーマンがかかわり、産業の垣根や立場を越えて
束となり、矢をより強固なものへと変えていきます。

ぜひ会いに行ってください。

3つの伝統産業に興味がある人はもちろんのこと、
伝統を守りながら、より魅力的なものへと進化させるため、
手を取り合いながらプロジェクトを推進させていく彼らから学べることが沢山あります。

何より、彼ら自身が楽しそうで
そばにいるだけでこっちも楽しくなりますよ。

(つづく)

イベント情報

うれしの晩夏

WEB:https://www.ureshinochadoki.com/banka

※イベントにより会場が異なりますのでお気を付けください。
詳細は公式ホームページを参照くださいませ。

嬉野茶寮/嬉野晩餐会/嬉野茶ミュージアム
会場:和多屋別荘
住所:〒843-0301
佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙738
TEL:0954-42-0210

The Tea Salon/嬉野温泉ミュージアム
会場:旅館大村屋(湯上り文庫 ティーカウンター)
住所:〒843-0301
佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙848
TEL:0954-43-1234

イタリア料理店
trattoriYa Mimasaka
オーナーソムリエ

鳥谷憲樹 (Toriya Kazuki)

1982年武雄市山内町生まれ。東京・イタリアでの修行を経て故郷へUターン。 祖父母が遺してくれた庭を受け継いで、2016年イタリア...

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