バルーンを今年はもっと楽しもう!2019年徹底満喫のしおり【佐賀インターナショナルバルーンフェスタ】

バルーンを今年はもっと楽しもう!2019年徹底満喫のしおり【佐賀インターナショナルバルーンフェスタ】

佐賀の秋の2大イベント。

唐津くんちとバルーンフェスタ。どっちに行く?と迷うのは、佐賀県民あるあるではないでしょうか。

今回は、佐賀歴15年。
高校時代は朝補修前にもかかわらず、自転車かっ飛ばし会場へ、補修中は一人汗っだく。
社会人になった現在も、バルーン会場から出勤するほどバルーンフェスタを愛する編集部員による『バルーンフェスタを徹底的に楽しむポイント』をお届けします!

目次

バルーンフェスタ基本情報!まずはここをおさえて会場へ

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今年のバルーンフェスタ(2019佐賀インターナショナルバルーンフェスタ)は2019年10月31日(木)〜2019年11月4日(月・祝)に競技と各種イベントが開催されます。
今年は123機の気球が参加予定。

メイン会場は佐賀市の嘉瀬川河川敷。そして、気球の舞台は佐賀平野!

......せっかく会場に行ったとけ、バルーン全然おらんやん〜!

と思ったことのある方もいらっしゃるかもしれません。
バルーンは主に早朝(7:00頃)お昼(15:00頃)、競技のために立ち上がり飛んでゆき(飛んでき)ます。

圧巻の一斉離陸で飛び立ったバルーンがどこで何をしているのか。会場外から何をしに飛んでくるのか。
バルーンはただふわふわ気ままに空中散歩を楽しんでいるわけではないのです!

熱い競技気球の世界!上空と地上で繰り広げられるクルーたちの戦い

この佐賀インターナショナルバルーンフェスタは気球競技の大会である、ということを皆さんご存知でしょうか。

今年開催されるのは

  • 第33回パシフィック・カップ
  • 2019熱気球ホンダグランプリ第4戦

の各種大会。その順位を競う競技が、バルーンフェスタで行われます。

熱気球ホンダグランプリは、『第4戦』とついているように、日本全国各地で開催されている熱気球(バルーン)のグランプリ。
フィギュアスケートのグランプリシリーズのように、全5戦で熱気球パイロットたちが腕を競い合います。

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一見優雅に飛んでいるように見えるバルーンですが、競技フライト中は空中と地上の両クルーが協力し上位を狙う熱い戦いが。
上空でターゲットへ向かう風を探りバルーンを操るパイロットと、地上からサポートをするクルー
この時期によく見かける、数字が張り出された大型のワゴン車はチェイスカーと呼ばれ、バルーンのバスケット球皮(バルーンの風船部分)収納し、競技中は地上クルーがバルーンを追いかける役割を担っています。

そうしてマーカーと呼ばれる砂袋をターゲットへ向けて投げ、中心へより近くに落としたしたチームが高得点を獲得します。
期間中の総合得点で競うのがバルーン競技なのです。

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会場から飛び立ち、目標のターゲットへ向かう一斉離陸になるか、会場外から河川敷に飛んでくるフライインになるかは当日の風次第。

ちなみに会場で流れる「1回のフライトで◯個のタスクが行われます」のアナウンスは、飛び立ったあとに目指すターゲットの数(=タスク数・競技の数)を示しています。
だいたい平均で3〜5タスク行われることが多いそうですが、バルーンが連続してフライトできる時間は約2時間ほど。
複数のタスクで高得点を獲得するために、どれだけ正確に風をつかめるかが勝負の鍵です。
優雅に見えてなかなかにハードな競技なのです。

ここがポイント!バルーン鑑賞の楽しみ方

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そんな熱い競技が繰り広げられているバルーンフェスタですが、やっぱりなんと言っても色とりどりの気球がもくもくと膨らみ、佐賀の大空を彩るのが魅力の一つ。
最大限満喫するためのポイントをいくつかご紹介。

早朝に行くべし!

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バルーンは『風にのって移動する』と言われるように、天候との戦いです。
地上付近では風が弱くても、上空では強い風が吹いていることも。
特に有明海と脊振山脈の距離が近い佐賀は、トリッキーな風が吹くとバールーニストの中でも有名だとか。

朝は午後に比べ、風が安定しやすいことから競技が行われる確率が比較的高まります。
ただし、球皮が濡れてしまってもいけないため、風が穏やかでも地面の状況によってはバルーンを立ち上げることができないこともあります。

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競技が行われる場合、一斉離陸なのかフライインなのか。どんな競技が行われるかは会場アナウンスに耳を澄ませてください。
カメラマンに人気の一斉離陸も素晴らしいですが、次々バルーンが会場にやって来るフライインは比較的長い時間バルーンを楽しめます!

もしバルーンが飛ばなかった場合もがっかりしないで!
バルーン広場や憩いの広場で美味しいものや、佐賀の特産品で一日楽しむのもバルーンフェスタの楽しみ方なのです。

体温調節ができる服装で!

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バルーンフェスタが行われるこの時期、明け方は気温が下がります。
特に、日が昇る直前はかなり冷え込みます。じっと座ってバルーン競技の実施可否を待つことになりますので、暖かい服装で来るのが◎
マフラー手袋耳あて帽子フード付きのアウターなどがおすすめです。

ここでポイント!

もし、日中もバルーンフェスタを楽しむ場合は脱ぎ着のできる服装がおすすめです。
明け方が冷えるとはいえ、日中は20度近くまで気温が上昇することもある季節。競技エリアで一日過ごす場合は、日差しを遮るのにも脱いだ上着類は活躍します。

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かなりの人が会場に来るので、日除けグッズは状況を見て使用しないほうがベターです。
テントの使用は安全上の理由により禁止のアナウンスが有りました。(2019年11月2日追記)
ここ数年、カートを使用して荷物を運搬している人が増えていますが、カートの使用も状況をよく見て、周囲の人にも配慮して、バルーンを楽しみましょう。

コレがあるともっと快適!

早朝より多くの人が訪れるバルーンフェスタ。
少しでもよい場所でみようとみなさん朝から場所取りが始まります。
競技エリア付近の土手は階段状になっている場所があり、ここで座って鑑賞する人がほとんどですが、この場所はコンクリートでできており、冷たい空気や朝露で、結構お尻がひんやりとします。

※通路には座らないようご注意ください

そこであると快適なのが、レジャーシート座布団ブランケットもあるとより暖かです。
ホームセンターで売られている、アルミ製の断熱シートも厚みがあるのでおすすめです。

こちらもたくさんの人がバルーンを楽しめるよう、必要以上に広げすぎず場所を譲り合ってくださいね。

会場は結構広い!歩きやすさも大事です。

バルーンフェスタ会場の嘉瀬川河川敷は競技エリアだけでも南北に1km。
更に競技エリアの端から駐車場の端までは4km近くも距離があります。

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通路は舗装をしてあるところがほとんどですが、土手沿いでぬかるんでいるところや砂利が敷いてあるところも所々あるので、汚れても大丈夫で歩きやすい靴でくるのがgood。

ハイヒールなどは、人混みで足を踏んでしまう場合や脱げてしまうこともあるので、避けたほうが無難です。

会場までの交通手段

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バルーン会場までの主な交通手段は、電車バス・自家用車そして自転車です。

※バルーンさが駅はIC乗車券の利用は非対応です

自家用車で来場の際は、とても混み合います。また、駐車場から競技エリアまではかなりの距離がありますので時間に余裕をもって。
駐車場の情報は公式サイトでわかりやすく発信されているので必読です。

EDITORS SAGAのおすすめは断然自転車

公共交通機関のように時間の縛りがないこと、自家用車の渋滞に巻き込まれないこと、自動車の場合は交通規制のある場所も自転車では通れること、競技エリア付近に駐輪場があること、が理由です。

※指定の駐輪場以外に自転車を停めることはやめましょう
※会場内は自転車の走行は禁止されています

また、近年カメラマンに大人気の対岸へは公式の交通手段がありません
対岸に渡る橋は34号線の嘉瀬大橋と会場南端の嘉瀬橋・久保田みどり橋のみ。

駐車場やバルーンさが駅から来場の方はかなり歩くことになるのでお気をつけください。

バルーンがない時間も佐賀を満喫!

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ここまでバルーンの楽しみ方をご紹介してきました。
ざっくりポイントをまとめると......

  • バルーンが飛ぶのは朝と午後の2回!
  • 上空と地上では熱い戦いが繰り広げられている!
  • 観戦する際は、明け方は寒く日中は気温が上がるので温度調整のできる服装で!
  • 会場はとにかく広い!歩きやすい格好で!
  • バルーンを楽しみたい人がたくさん!周囲に配慮してみんなで楽しむ!

もちろんバルーンフェスタの醍醐味はバルーンだけではありません!

バルーンのない時間、競技エリアではスポーツカイト(凧)が飛んでいたり、バルーンをテーマにした歌が流れていたり......
バルーン広場や憩いの広場で買った美味しいものを、佐賀の豊かな自然の中でのんびり満喫するのもまたバルーンフェスタの楽しみ方の一つ。

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家族と、友達と、仲間と、恋人と、そしてひとりでも。

年に1度のこの季節。
天気予報と風の調子と空をちょびっとだけ、気にしてみたら。

あなたもきっと、また来年もバルーンフェスタにやって来たくなっていることでしょう!

HAVE A NICE FLIGHT!

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2019佐賀インターナショナルバルーンフェスタ 情報

日程 2019年10月31日(木)~11月5日(火)
会場 嘉瀬川河川敷
公式サイト https://sibf.jp
地図

写真提供:BC佐賀夢飛行
EDITORS SAGA編集部:廣津 みなみ

EDITORS SAGA 編集部

編集部

今までなかなか紹介されていないような佐賀の隠れた魅力や新しい情報をお届けするべく日々、奮闘中!...

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