「写真館は、コミュニケーションの場である」という哲学のもと、2015年2月に築100年の古民家をリノベーションし、オープンした写真館『ハレノヒ柳町フォトスタジオ』。
「小さな写真館にできること」をテーマに、様々な活動をされている『ハレノヒ』は、まちに住む人の歴史を記録していく「写真館の原点」を継承すると共に、写真や映像といったビジュアル制作を通して、まちと人の魅力を発信し続けています。
そんな『ハレノヒ』が今回取り組むのは、佐賀でしか撮り得ない風景、空気感、人を取り入れて佐賀の魅力を佐賀メイドで制作する映画制作プロジェクト。現在、オフィシャルHPでは、メインキャストのオーディションの受付もさてれいます。
オーディションの応募条件に演技経験は不問!佐賀県出身、在住など、縁がある方を募集されています。
2017年に『ハレノヒ』が佐賀メイドで制作した佐賀県非公式PRムービー『SA GA LAND』は、現在約6万回再生され、今回は第2弾となるのだそう。
今回のプロジェクトでは、より長編の映画作りに挑戦されます。
地域の創作活動を世界に届けるグローカル映画とは?
グローバル(世界規模)とローカル(地方)を組み合わせた造語『グローカル』。
このプロジェクトは、世界規模の視野を持ちつつ、地域視点とチカラで活動、発信する、既存の概念に捉われることなく、地方で起こるムーブメントや制作活動を、直接世界に届けることを目指す、佐賀の佐賀によるグローカルな映像制作です。
「都会には地方でできないことがたくさんあるように、地方にも都会ではできないことがたくさんある。人工物や情報に左右されない情景、空気、そして人。そんな地方独特の世界を取り込んで制作した作品や、その展開もまた地方から始められるはずです。
2020年、今までの常識が大きく変わり、リアルにおいて世界は分断が進みました。しかし、オンラインでの活動は広がりを見せ、映像制作やクリエイティブ制作という活動においては、もし今まで都市と地方の間に何か壁があったとしたら、それを超える機会になり得ると考えています」と、監督の伊野瀬さんは話します。
青春時代に葛藤と、その先に見えた生きる実感『I'm Your Brother(仮)』のストーリー
本映画のタイトルは『I'm Your Brother(仮)』。
あらすじ
佐賀の片田舎に住む高三のがらんどうの長男が、単身で踏み入れた山の世界で自分の中身を見出す姿を描いた⻘春映画です。 現実から逃げ、それでも「自分」が何かを掴んでいく主人公の成長を丁寧に描きます。 日常の「当たり前」が変わった時、プライドも、自信も、地位も、経験も、傲慢さも、謙虚さも、優しさも、全てが削ぎ落とされ、後に残るのはなんなのか。
映画のストーリーの軸は、監督の海外留学時の実体験をもとにつくられています。どんなに努力を繰り返しても、叶わないことは多くある。そのなかで、自分自身の中にある壁を崩すことで得られる「生きる実感」を伝えます。
プロジェクトメンバー
監督は、『SA GA LAND』でも監督を務め、邦画洋画問わず広く世界で活躍する伊野瀬 優氏。そのほか、映像制作会社であり『佐賀美少女図鑑』の運営も行う株式会社ハイブリッドファクトリー、多数の映画制作に携わる株式会社シネバザール、PRエージェンシーのStory Design house株式会社がチームとしてプロジェクトを進めています。
"僕"は、誰だ?『I'm Your Brother(仮)』キャストオーディション
今回、主人公を始め、主人公を取り巻くキャストを一般募集するとのこと!
応募の資格は佐賀県在住や出身など『佐賀県に縁がある方』。舞台の中心は高校にはなりますが、主人公の幼少期から、家族まで年齢では7歳から60代まで外国籍の方も募集しています。演技経験は不問、「なにか一緒に取り組みたい、佐賀発のコンテンツを全国、世界に届けたい」という思いがある方は、是非ご応募ください!
募集資格 |
(1) 佐賀県在住、 出身などゆかりのある方 |
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審査の流れ |
(1) 書類審査 |
応募方法 |
下記のHPの応募フォームより応募ください。 未成年の方は保護者の同意の上お申込みください。 |
応募締切 |
9月30日(木)まで |
最後に
今回、チーフプロデューサーを務められる『ハレノヒ』代表の笠原さんより、『I'm Your Brother(仮)』の制作やオーディションに対する想いをお伺いしました。
笠原さん
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この映画は当社の「勝手に佐賀を盛り上げる活動」の一つで、2016年と2018年には『勝手に少子化対策・家族の写真展』を県庁ホールで開催、また2017年に佐賀県非公式PR動画『SA GA LAND』を制作しました。
ハレノヒは、この佐賀で写真館を営んでいますが、昨年から続くコロナ禍も含め、当社を利用してくださる地域のお客様のおかげで私たちは事業を続けられています。
「だから佐賀に恩返しをしよう」
この映画のプロジェクトもそんな想いからです。
今回は『SA GA LAND』制作にも携わった伊野瀬監督をはじめ、東京の映画や映像の世界に関わる会社3社と製作委員会『佐賀映画制作プロジェクトチーム』を組みチャレンジしていきますが、そんな「映画」という一般の方がなかなか出演することや制作に関わる機会がないものに、佐賀県の、特に高校生や大学生など若い方が触れていただくことで、楽しいものづくりやクリエイティブの世界に少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです。
たくさんの方の応募をお待ちしています。
佐賀で出来る。佐賀だからこそ出来る、今回のプロジェクト。
笠原さんをはじめとする、『佐賀映画制作プロジェクトチーム』の想いは大変アツいもの。佐賀から世界へ、新たな挑戦を続ける『ハレノヒ』と共に、あなたも「勝手に佐賀を盛り上げる活動」に参加してみては?
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