【あさご藩×ごはんとおとも】佐賀の食材で東京の企業を米ジャック!@Airbnb

【あさご藩×ごはんとおとも】佐賀の食材で東京の企業を米ジャック!@Airbnb

こんにちは、左でおにぎりを握っているのが、橋本です。

前回の@ファクトリエ編をたくさんの方にみていただいたようで、とっても嬉しいです。

今回からみてくださった方、はじめまして。
佐賀生まれ佐賀育ち、大学から10年あまり東京にいます。
東京に出て、東京の友人を30人以上佐賀県に連れてきているくらい、佐賀に愛着があります。
だから、このEDITORS SAGAで発信できることに非常に喜びを感じております。

20180511_h1_02-1.jpg

僕は「ごはんとおとも」という名前で、全国の厳選したお米を使ってイベントやケータリングをすることで、お米農家さんと消費者を繋げる場をつくっています
今回は前回に引き続き、佐賀県の食を朝ごはんにのせて伝える、「あさご藩」という企画で、朝、企業様のオフィスの一角でスタンドをつくり、佐賀の食材だけでおにぎりを握って提供するというイベントを実施しました。

20180511_h1_03.jpg

今回の企業様は、Airbnb Japan様。
「エアービーアンドビー」と読み、「エアビー」という略称で親しまれています。
どんなサービスの会社かというと、旅行先の現地の人の家に泊まって交流したい、近場や遠くのユニークな家に泊まってみたいなど、色々なニーズを叶える民泊のサービスです。

「Welcome to Airbnb!」と海外のお家に招かれたようなフランクさがあり、中に入ると、ここオフィスなの?
と言わんばかりのスタイリッシュな空間が広がっていて、僕も相方のタクマもそりゃあ衝撃をうけたのです。

最終的に僕たちは、Airbnbさんに心をがっつり掴まれて帰ることになりました。
そんなAirbnbさんの紹介と、僕が佐賀で唯一のエアビーホストを知っていることも含め、あさご藩レポートをお届けいたします。

20180511_h1_04.jpg

<目次>

1、Airbnbはおもしろ空間!泊まれるだけじゃない、遠くの地の人を知れるサービス
2、ごはんとおとものシェフは佐賀で唯一のAirbnbホストだった?
3、ごはんとおとものシェフは元ヤンだった?
4、Airbnbはサービスだけじゃない、人格に惹かれる
5、そんなAirbnbさんでおにぎりスタンド

20180511_h1_05.jpg

1、Airbnbはおもしろ空間!泊まれるだけじゃない、遠くの地の人を知れるサービス

Airbnbって何の略?って思う方もいらっしゃるかもしれません。
正直僕も書いている今調べ上げました。
元々「Airbedandbreakfast.com」だったそうです。
そんな名前のサービスが、2008年8月にカリフォルニア州サンフランシスコで立ち上げられました
創業者のブライアン・チェスキーとジョーゲビアは部屋を共有しており、リビングを貸し出すと同時に朝食を提供していたことから、その名前がついたそうです。

20180511_h1_06.jpg

僕のエアビー(もう以下エアビーって言いますw)の好きなところは、すごい空間に泊まるのもロマンがあっていいのですが、(キャンピングカーにだってツリーハウスにだって泊まれる笑)家主が家で出迎えてくれるパターンの物件だと、現地の人がなにを考えて生活しているか感じることができること。
(鍵置いているから好きにやってくれよパターンもある)

僕は旅先で、「ここの人はどうやって育って、今なにを考えて暮らしているのか」がめっちゃ気になる。
だから海外に行くとすぐ現地に留学したくなる(笑)。
だけど、留学せずとも、現地の人の家に泊まり、一晩共にするとなんとなくわかる。
そうすると遠くの人だからこそ、小さい共通点があるだけでテンションが上がるし、違う考え方やカルチャーを知るのが楽しい
それが気軽に体験できてしまうのが、僕の中のエアビーの良さだと思っています。

20180511_h1_07.jpg

2、ごはんとおとものシェフは佐賀で唯一のAirbnbホストだった?

20180511_h1_08.jpg

(のりこメシ・鴨肉の三食巻き)


そう、私の母親のりこは、ごはんとおともの専属シェフです。
上の写真のようなケータリングの料理は大方のりこが作っています。
佐賀にいるのですが、フリーズパックでいつも食材を送ってくれます。
ケータリング先でいつも紹介しているので、のりこを知っている人は東京にけっこういます(笑)。
そんなのりこはおそらく当時、唯一佐賀でAirbnbをやっておりました

20180511_h1_09.jpg

ちょっと見づらいのですが、これが以前やっていたのりこのページ。
ということは僕の実家でもあります(笑)。
今は、オープンにしていないので、非表示ステータスで眠っています。
18年間デブ猫ちゃんを飼っていたのですが、猫も星になり、僕と兄が実家を離れ、「のりこ一人で寂しいし、部屋余っているからやりなよ」とすすめました。

どうせやるならフィーバーさせたいねってことで、「ついでに日本の家庭料理も出しますよ」っていうタイトルにしたらプチフィーバーしました。
久々にログインしてレビューをみたら結構おもしろかったです。

20180511_h1_10.jpg

こちらスイスの大学の教授が泊まりに来てくれた時のレビュー。
僕と同じ、英語が苦手なあなたへ。

20180511_h1_11.jpg

料理人としても褒めていただいています(笑)
たしかに、お節介というかホスピタリティが半端ではない......
ケータリングの料理を作ってフリーズパックで佐賀から郵送してくれるのですが、僕とタクマ分のまかないを入れたり、ケータリングで提供する時に楽になるようにパッキングをしたりしてくれています。

そんなのりこは、「ワン、ツー、スリー、GO」しか英語が話せません
そこでのりこは、佐賀ではお家をまわって、玄関先で聖書を読み布教をする、イケメン外国人の方々がいらっしゃるのですが、その宣教師お二人の大事な営業時間を奪って、「ごはん食べさせるけん通訳してくれんね」と言って通訳させていました
その時に、僕の実家のリビングで、大学教授と宣教師のイケメン外国人二人が、のりこのカメラに笑いかける写真だけが送られてきて、「どういう状況!?」となったこともありました。(笑)

こちらは韓国のお方。

20180511_h1_12.jpg

翻訳してみると、

20180511_h1_13.jpg

嬉しいお言葉!
のりこはそのあとも韓国人の方とLINEでやりとりして、韓国グッズが家に届いていました。
そんな感じで運営していたのりこのところに、福岡の大手新聞社の方がインタビューにきてくださったり、その後結構オファーもあったりで、いい感じでした。
(今見たら結構メッセージ溜まっていた......)

そんな経緯もあり、今回Airbnbさんと一緒にやれて、とっても嬉しいのです。

3、ごはんとおとものシェフは元ヤンだった?

20180511_h1_14.jpg

マリークヮント時代のりこ。めちゃくちゃ売っていたらしいです

のりこは元ヤン、という話をケータリング先でさせていただいています。

まあ、わかりやすく元ヤンと言っているだけで、実際にはヤンキー活動をしていたわけではないのですが、「根性」「武闘派」という感じでしょうか。
めちゃくちゃ喧嘩強かったらしいです。
よく話すネタとしては、「3人の高校の先輩にトイレに呼び出されて......」
「喫茶店にかかってきた一本の電話。3対10@佐賀神社の駐車場」などがあります。

まあそれはEDITORS SAGAでは伏せておきましょう。
とにかく敵にまわすとヤバそうです。
あとめちゃくちゃ仕事ができて、スピードが早いのですが、自分で起業もしていました。
だから、僕のこういう仕事も応援してくれていると思います。
そんなのりこの料理は本当に好評で、僕らはとても助けられています。

4、Airbnbはサービスだけじゃない、人格に惹かれる

20180511_h1_15.jpg

エアビーさんは、風土だったり人だったりが本当にいい。
多分このオフィスに来て、社員さんと話すと、帰る頃には「働きてえ〜」と多くの人が思うのではないでしょうか。
エアビーさんは、社内コミュニケーションをよくするために、めちゃくちゃ力をいれられています

カルチャーづくりをするサポート担当のTetsuさんは「僕の仕事は、エアビー社員の幸せサポートです」 とおっしゃっていました。
僕もタクマもTetsuさんが大好きで、別のところで知り合った方もTetsuさんが好きだとか。そのくらい人を惹きつける、魅力的な方です。
オフィスにいると空間の温度が5度くらい上がります(笑)。

20180511_h1_16.jpg

例えば、こういうフルーツウォーターだって飲むことができます。
他にも、有機野菜を使ったケータリングの方だったり、地方の食材を取り寄せて作るケータリングの方がいらっしゃって、社員のみなさんは食べることができます
「タダで食べられるのがすごい!」ということが本質でなく、美味しくて、ストーリーをもった食の場を通して、社員の皆さんが気持ちよく働けるように、社内の賑わいをつくっていくってことが素敵だなと思いました。

僕も実際に食べさせていただいたのですが、(「ヒマなら食べて行きなよ!」っていつも言ってくださる)どれも本当においしいし、ストーリーがある。

そして、ケータリングの方と社員の方々が、めちゃいい関係性なんです。
ケータリングの方が、「これ好きって言ってたドレッシングもってきたよ〜」なんて社員さんにプレゼントしていたり、「〇〇さんの料理待ってたんですよ〜!」なんて定期的に届けるケータリングを楽しみにしている社員さんがいたり。
そういう食のパワーが賑わいをつくっているのをみて、僕らもお米でこういう場をつくりたいんだよなーって改めて思いました。

そんなAirbnbさんだからこそ、今回の佐賀の食を伝えるケータリングをやらせてくださったのだと思います。

5、そんなAirbnbさんでおにぎりスタンド

20180511_h1_17.jpg

そんなAirbnbさんで握らせていただきました。
おにぎりの具は前回と同じ、
三瀬鶏のミンチと白石蓮根の味噌和えのおにぎり
武雄の出汁卵焼きと高菜のおにぎり
です。

20180511_h1_18.jpg

今回は具を中にいれるパターンで。
実は後日、またおにぎりケータリングをさせていただいたのですが、お米と海苔がおいしいので、具なしもつくってほしいとオーダーされました。
具なしオーダーは嬉しいですね〜!
お米と海苔がおいしいと思ってもらっている証拠なので
今回も使用したお米は、佐賀県白浜農産「さがびより」です。

20180511_h1_19.jpg

日本で一番大きい4000以上の応募がある、お米の味を競う食味鑑定分析コンクールで特別賞を受賞された、白浜さん
日本で一番おいしいさがびよりをつくりたいとおっしゃっています。
さがびよりは、佐賀県が「食べた時のおいしさ」を基準に作った品種なのですが、もちろん同じ品種の中で味の差はあって、色々取り寄せて食べて、やっとおいしいさがびよりに出会えたので、嬉しくてすぐに会いに行ったほどです。

20180511_h1_20.jpg

ツヤッツヤでみずみずしい。
粒は大粒で、しっかりしていて、甘みもあってそのままでも冷めてもおいしい
僕らのサイトでも扱い始めました!

20180511_h1_21.jpg

Airbnbさまを最後に、この「あさご藩」を終えて、おにぎりがやっぱり多くの人に喜ばれることを再認識しました。
普通にお米に塩をかけて海苔をのせたら、おにぎりと一緒なのですが、あの三角にして食べると増し増しでおいしいんですよね。
米の間に含まれる空気を含んだ食感なのか?
あのボリュームを食べきるのがちょうどいいのか?それは謎でありますが......

日本の大事なカルチャーだなと実感しました。
人の手で握ってあげるだけで喜んでもらえる、それならおにぎりを広めたいと強く思いました。
Airbnbさんで見た、食の賑わいを、僕たちはおにぎりをはじめとした、お米を軸にこれから作っていきたいと思います。

佐賀に関わる賑わいは、全てこちらに掲載させていただきますので、引き続きみなさんよろしくお願いいたします!

20180511_h1_22.jpg

株式会社 ごはんとおとも

橋本英治

佐賀県出身佐賀県育ち。大分出身の相方と「ごはんとおとも」を発足。お米がただ単に売り買いされる「義務的」になっていることに疑問を感じ...

このEDITORの他の記事を見る

ページの先頭に戻る