【武雄の流鏑馬】人馬一体!駆け抜ける迫力と一瞬の妙技

【武雄の流鏑馬】人馬一体!駆け抜ける迫力と一瞬の妙技

武雄エリアのライター、trattoriYa Mimasaka(トラットリヤ ミマサカ)オーナーの鳥谷です。
木々が紅葉するのを待ち遠しく思う10月、いかがお過ごしでしょう。
2017年10月23日(月)と10月29日(日)、武雄市内で流鏑馬を奉納する行事が執り行われます。
駆け抜ける馬の迫力一瞬を見逃さない射手の技
見応え、ありです。

流鏑馬=やぶさめ という行事

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武雄市山内町に生まれ育った私は、流鏑馬の読み方を知っていましたが、近隣で同様の行事が行われていなければ、読み方を知らなかったかもしれません。 

流鏑馬=やぶさめ、と読みます。 

疾走する馬上から鏑矢(かぶらや)を射る儀式、技術のこと。
馬を馳せながら矢を射ることから、「矢馳せ馬(やばせうま)」と呼ばれていたのが、時代と共に「やぶさめ」と呼ばれるようになったようです。

850年以上も続く伝統 いまなお...

武雄市では2つの町で流鏑馬が行われています。
ひとつは武雄図書館のすぐそば、武雄神社の流鏑馬
もうひとつは武雄市山内町宮野にある黒髪神社の流鏑馬。 

後者に至っては今年で852年目です。
一世代は30年と換算すると言われていますので、28世代前から続いていることになります。
「おじいちゃんのおじいちゃんの、そのまたおじいちゃんの、そのまたおじいちゃんの・・・・」

遥かな時を超えて、いまなお続く伝統。
私自身、飲食店を営んでいて感じます。

続けていくことの難しさ

じいちゃんから何を引き継ぎ、守り伝えられているだろう? 
たった一世代、二世代の間にも沢山のことが移り変わり、失われていくのに、852年、続いている行事がある。 

なんだか、ドキドキしませんか?

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10年くらい前になりますが、私の祖父もこの列のなか、誇らしげに歩いていました。 
きっと、伝統ある儀式の一翼を担えたことに喜びを感じていたんだろうと思います。

お祭り気分でお出かけしましょう  

地域の行事ではありますが、違う地域の方も観覧し楽しんでいただけますのでご安心を。
正直に言えば、子供の頃の私にとっては「出店が並ぶ楽しいお祭り」でした。

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黒髪神社はご覧の通り、緑も多く風情があります。秋の涼しげな空気、凛とした境内。そこにお祭りの賑わいが交じり合います。

馬蹄のとどろき、息づかい、勇壮な馬躰 一体となる射手 

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記事を書きながら、匙を投げる一言。
百聞は一見に如かず」です。

生で見る迫力に勝るものはありません。 
是非その勇壮な姿を、ご自身の目で、五感で感じてください。 

※写真 toka's photo 豊永和明氏提供を含む 

イベント情報

武雄神社の流鏑馬 

日時2017年10月23日(月)
   奉射14時~15時頃
住所:武雄神社 
   〒843-0022
   武雄市武雄町大字武雄5335
場所:八並~武雄神社~八並
時間:10:40~12:00 勅使行列、上り馬(八並~武雄神社)
   12:00~13:30 神事(武雄神社)
   13:30~14:00 流鏑馬行列
   14:00~15:00 奉射(武雄神社参道)
   15:10~16:30 勅使行列、下り馬(武雄神社~八並)

黒髪神社の流鏑馬

日時2017年10月29日(日)
   奉射 14時~15時頃
場所黒髪神社 
   〒849-2305
   武雄市山内町宮野1093-2

イタリア料理店
trattoriYa Mimasaka
オーナーソムリエ

鳥谷憲樹 (Toriya Kazuki)

1982年武雄市山内町生まれ。東京・イタリアでの修行を経て故郷へUターン。 祖父母が遺してくれた庭を受け継いで、2016年イタリア...

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