【SAGAローカリストアカデミー】人との出会いが「変化」のきっかけに|イベントレポート(in西部会場) PR

【SAGAローカリストアカデミー】人との出会いが「変化」のきっかけに|イベントレポート(in西部会場)

地域の魅力はその土地で暮らす人たちの思いが混ざり合い、溶け込み、形成されています。

自分のために、家族のために、そして地域のために、何ができるのだろう。

「やりたい」と思い描いた夢は共感を呼び、一滴の雫が大きな波紋となって地域に、そして人の心に広がっていきます。

ローカリストと呼ばれる地域のプレイヤーは正解の無い地域づくりに挑戦している人々。

そんな彼らに出会える「SAGAローカリストアカデミー2020in西部」が10月10日に鹿島市にある「漬蔵たぞう」で開催されました。

今回は約30名の参加者と4名のローカリストたちが、各ローカリストが考える「お試し地域づくり活動」についてのワークショップを行いました。

そんなアカデミーのレポートをお届けします。

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目次

おさらい SAGAローカリストアカデミーとは?

「『やりたい』が『できる』に変わる地域を目指して」をコンセプトに、地域づくりを楽しむ「ローカリスト」たちと、地域づくりに関心がある、これから地域づくりに取り組もうと考える参加者「ネクストローカリスト」を繋ぐ出会いの場

地域づくりの魅力を伝え、ローカリストがネクストローカリストと共にやりたいと考えた「お試し地域づくり活動」を具体的に実践するためのワークショップを行います。

アカデミー後には10月から翌年2月の5か月の間にそれぞれのチームが、ワークショップで組み立てた内容を実行に移します。

西部会場のローカリスト

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西部会場に参加したローカリストは、石黒みさとさん(Guest House Ne doco? 伊万里市)、佐々木元康さん(特定非営利活動法人灯す屋 有田町)、三笠旬太さん(NPO法人Network Stationまつろ 唐津市)、森山誠さん(のんびり山 太良町)の4名。東部にも負けない個性的で魅力あふれる面々です。

それぞれの活動は、SAGAローカリスト2020にて。

会場は100年以上の歴史を持つ漬蔵。雰囲気たっぷりでスタート!

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今回の会場は鹿島市にある「漬蔵たぞう」。

明治初期に創業し、100年以上経つ老舗の漬物蔵です。ほんのり漬物の香りが漂う蔵の中には立派な梁や柱、大きな漬け樽が並び、趣深い空間での開催となりました。

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会場では「体の免疫力を上げる」をテーマに、また鹿島市が酒蔵の街であることから、酒粕や甘酒を使ったケータリングが振る舞われました。

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なんと!このレシピは、Herbal patisserie(ハーバルパティスリー)さんが東部会場同様に西部会場の為だけにメニューの考案し、作られたのだそう!

気になるメニューはこちら。

・発酵おからチーズケーキ
・甘酒と梅のプリン
・ドライトマトとチーズのマフィン

東部会場とはまた違うメニューに、両日参加されたネクストローカリストからは「東部と西部でメニューが違うことに驚きです!どちらも美味しかった!」との声もありました。

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台風10号の接近で、ギリギリまで開催の延期が心配される中、当日を迎えた「SAGAローカリストアカデミー2020in西部」のスタートはお笑いコンビメガモッツ中川どっぺるさんの軽快な喋りから。

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ネクストローカリストの合いの手もありながら、和気あいあいと始まりました。

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ローカリストの日々の活動を収めた写真と共に進められたローカリストによる自己紹介・活動紹介では、一言も聞き逃すまいと真剣にメモを取るネクストローカリストの姿も見受けられました。

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ローカリストの個性が光る?4人4色のワークショップ!

今回のワークショップの特長は4名のローカリストが90分を思うままに使用できること。

ワークショップのルールは4つ。

・「お試し地域づくり活動」の内容を具体的に決めること
・出た意見に否定的・批判的な意見は言わないこと
・必ず1回は意見を発表すること
・ローカリストと楽しんでワークショップを行うこと

その他、どのように内容を詰めていくかは、ローカリストの自由

自分の強みや好きなことを文字に起こして自己紹介をするグループ、パネルを使って概要を説明するグループ、付箋を使って思い思いにアイデアを書き出すグループ、輪になり、出た意見に自分の意見を乗せるブレスト形式で意見を出し合うグループと、ローカリスト4名のそれぞれの色が出るワークショップになりました。

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ワークショップの中では度々笑いが起きる場面も。その中でも少しでも「面白い」「取り組んでみたい」活動にしようと真剣な面持ちで「お試し地域づくり活動」を練り上げました。

それぞれが企画した「お試し地域づくり活動」とは?

ワークショップで練り上げた「お試し地域づくり活動」は、最後に参加者の前で発表します。

発表者はネクストローカリスト。グループのみんなで頭を悩ませながら考えた内容の発表は一層熱が入ります。

ここで、4グループの「お試し地域づくり活動」をご紹介!

石黒さんチーム

「伊万里発信!おすすめガイドブックを作ろう!」

伊万里市で「Guest House Ne doco?」を営む石黒さんのチームは、今までにない伊万里・有田のガイドブックの作成をテーマにワークショップを行いました。

まずは石黒さんより伊万里市周辺の環境、石黒さんが考える伊万里市の良さや課題、「Guest House Ne doco?」の利用者層や宿泊目的等をレクチャーします。

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その後、ガイドブックに欲しい内容や情報、伊万里市周辺のイチオシスポット等についてグループで意見を出し合いました。

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今回選ばれたカテゴリーは「晴れの日」「雨の日」「食に特化!」の3種類。目的や状況に合わせて選べるガイドブックの作成にいろいろな案が出ました。今回のお試し地域づくり活動では、実際に伊万里市周辺へ足を運び、体験しながらガイドブックを作り上げていくのだそう。

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日時 10/31(土)~11/1(日)、12/6(日)
場所 Guest House Ne doco...?他
内容

予め決めたルートやスポットを実際に体験しながら取材する。

再集合し、ガイドブックの構成などを再検討。アプリを使用して実際にガイドブック作りを行う。

佐々木さんチーム

「コロナの現状を逆手に今までより面白いうちやま百貨店をつくろう!」

特定非営利活動法人灯す屋で「うちやま百貨店」の運営をされている佐々木さんのチームでは、今春に開催予定だった「うちやま百貨店」が新型コロナウイルス感染症の影響で中止になった事を受け、コロナ禍においても開催できる新しいカタチについて話し合いました。

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お互いの自己紹介の後、輪になりブレスト形式で「こんな街歩きイベントは嫌だ」と大喜利のようなテーマで各々意見を発表します。その「嫌だ」を裏返すと理想の街歩きが生まれるという仕組み。

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面白い意見には佐々木さんからお菓子をプレゼントする仕掛けも。その他「面白いコロナ対策」などの意見も出し合いました。

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日時 11/22(日)、23(月)、12/5(土)、1/16(土)
場所 有田町内山地区内
内容

11/22、23に行われる「うちやま百貨店」を体験し、12/5に体験して感じた事をフィードバック。「ミニうちやま百貨店(仮)」の企画を詰める。1/16に「ミニうちやま百貨店(仮)」を実施。

三笠さんチーム

シェアハウス「根の家」と地域のつながりのきっかけを考える ―矢作の朝ごはん―

唐津市移住支援のコンシェルジュでもある三笠さん。唐津へ移住してきた人と地域に住む人たちが交流できるきっかけを作るイベントを企画しました。

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まずは「根の家」周辺の現状をグループに共有します。その後、三笠さんが用意した10個のキーワードを基に「人・物・事×周辺の資源=○○」の組み合わせを3つ作りました。例えば「料理×農作物=郷土料理を地元野菜で作る」など。

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その案を隣の席に渡し、もらった案を参考にまた3つ考えることを繰り返し、出た案の中で実現したいものに投票をしました。最後に投票結果を基に「『根の家』に足を運んでもらう仕組み」について話し合いました。

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日時 11/8(日)、12/13(日)、1/24(日)
場所 シェアハウス「根の家」
内容

11/8、12/13に具体的な内容について決定。1/24にシェアハウスの住人(移住者・移住希望者)と地域の方とのつながりを生み出すため、地域の方を招いて朝ごはん会を開催する。

森山さんチーム

イベント企画の「けいけんしゃ」に。トークイベント企画

のんびり山で農業を行う傍ら、自らがオーガナイザーとなってイベント企画をされている森山さんは、色んな事業者や特別な経験をもつ「けいけんしゃ」によるトークイベントの運営をワークショップのテーマに。

参加者の取り組みとして「どういった講演を聞きたいか」をイメージしながら、実現化できるように内容を詰めていきます。

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まずは森山さんより、イベントの企画運営の大まかな流れを説明。その後「どんな人の話を聞きたいか」「どんな話が聞きたいか」について各々の意見を付箋に書き出しました。

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またイベントに必要な告知活動やイベントを行う上でのスタッフの役割などを話し合い、役割分担を行いました。

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日時 1/17(日)
場所 太良Labo
内容

企画の共有、様々な職業(を生業とする人の根本に)触れる。

SNSで情報共有しながら、イベント実施に向けて話し合う。イベント告知の活動としてチラシやポスターのデザインやInstagramやFacebookなどで情報発信をする。

ネクストローカリストにインタビュー!

今回もアカデミーを終えた4人のネクストローカリストにインタビュー。

参加したきっかけや実際参加してみての感想を伺いました。

三好さん

Q 参加したきっかけは?

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Instagramで地域づくり活動をされている方の投稿を見ていたところ、LOCALISTのWEBサイトに「飛んだ」んです。

そちらで9人のローカリストの活動を見ていたら、直感的に「行きたい......、行かなきゃ!」と思って応募しました。(笑)

Q 実際参加してみて感想は?

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ここに来るまではすごく緊張していました。でも、ローカリストの皆さんのお話を聞けて、佐賀を好きな人と出会えるきっかけになりました。

皆さん、自分が地域でどうしたいかという思いがあって、その思いに触れて、でも思うだけじゃなくて......。行動しなきゃ、始まらない!と改めて思えました。

安藤さん

Q 参加したきっかけは?

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大学のメールで知りました。

WEBサイトを見て、将来的に(自分が)やりたいことにリンクすることがあって、地域で実際に活動している人たちの話を聞いてみたいと思い、応募しました。

Q 実際参加してみて感想は?

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自分自身、想像力豊かと思っていましたが、いろんな人の考えに触れて、視野が広がりました。

僕が参加したグループは座談会の様な形式で、人の意見を否定せず、人の意見に自分の意見を上乗せしていきました。一旦、みんなの意見を(自分の中で)受け止めることで、自分の(心の)中に新たな意見がスッと入ってくる感じがしました。

荒川さん

Q 参加したきっかけは?

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「地域づくりをしたい」とは漠然と思っていました。

たまたま友だちが誘ってくれて、一緒に行こうと思い参加しました。

Q 実際参加してみて感想は?

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将来、会社を設立したいと考えています。佐賀錦を広めたくて!

「何もない」ところから始めた人の意見を聞いて、佐賀錦に携わっていたというベースが何もなくても、佐賀錦を広める活動をやっていい、挑戦していいということが分かりました。

川久保さん

Q 参加したきっかけは?

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もともと地域創生に興味がありました。

県の座談会に参加した際に、ローカリストアカデミーのお話があって、同じタイミングで大学からメールが来ていて、呼ばれてるって思って「これは行かなきゃ」と、参加しました。

Q 実際参加してみて感想は?

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「まちづくり」や「地域戦略」「経済」に興味があります。でも、具体的な「まちづくり」の活動内容や「地域戦略」については実践されている方に聞かないといけなくて......。

日頃会えない人達、ローカリストと関われたのが良かったです。有意義な時間で、次回もぜひ参加したいです!

まとめ ローカリストアカデミーのこれから。

台風上陸が心配されたSAGAローカリストアカデミー2020in西部。

当日は清々しい青空が広がる秋晴れの中、蔵の中ではたくさんの意見や笑いが飛び交いました。

「ワークショップ終了です!」の中川どっぺるさんのアナウンスに「あと5分......っ!」と声が上がる場面も。参加者1人1人が「お試し地域づくり活動」の主催者としての意識の芽生えだったのも......?

私たちが暮らす佐賀という土地に「こうなって欲しい」「こんなことしたい」という想いを抱いていたら、地域づくりは、もう、はじまっているのかも知れません。

様々な人と出会うことで、自分の中で「何か」が変わるきっかけになります。今日この日がネクストローカリストだけでなく、会場にいた皆さんの「何か」のきっかけになったのではないでしょうか。

お試し地域づくり活動はすでに始まっています。EDITORS SAGAでは9名のローカリストのそれぞれ活動を引き続きレポートし、皆さんにお届けします!ぜひ、今後の記事もお楽しみに!


EDITORS SAGA編集部
写真:北本健史
レポート:相馬千恵子

EDITORS SAGA 編集部

SAGAローカリスト2020

地域の魅力はその土地で暮らす人たちの思いが混ざり合い、溶け込み、形成されています。 自分のために、家族のために、そして地域のため...

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