「地域住民と移住者が交流できる場所を目指して」ローカリストアカデミーお試し地域づくり活動レポート③ 三笠旬太さん(NPO法人 Network Stationまつろ)|唐津市 PR

「地域住民と移住者が交流できる場所を目指して」ローカリストアカデミーお試し地域づくり活動レポート③ 三笠旬太さん(NPO法人 Network Stationまつろ)|唐津市

地域の魅力はその土地で暮らす人たちの思いが混ざり合い、溶け込み、形成されています。

自分のために、家族のために、そして地域のために、何ができるのだろう。

「やりたい」と思い描いた夢は共感を呼び、一滴の雫が大きな波紋となって地域に、そして人の心に広がっていきます。

ローカリストと呼ばれる地域のプレイヤーは正解の無い地域づくりに挑戦している人々。

そんな彼らに出会える「SAGAローカリストアカデミー」が9月と10月に開催され、参加者と9名のローカリストたちが、各ローカリストが考える「お試し地域づくり活動」についてのワークショップを行いました。

そんなそれぞれのグループが行った「お試し地域づくり活動」のレポートをお届けします。

おさらい SAGAローカリストアカデミーとは?

「『やりたい』が『できる』に変わる地域を目指して」をコンセプトに、地域づくりを楽しむ「ローカリスト」たちと、地域づくりに関心がある、これから地域づくりに取り組もうと考える参加者「ネクストローカリスト」を繋ぐ出会いの場。

地域づくりの魅力を伝え、ローカリストがネクストローカリストと共にやりたいと考えた「お試し地域づくり活動」を具体的に実践するためのワークショップを行います。

アカデミー後には10月から翌年2月までの5か月の間にそれぞれのチームが、ワークショップで組み立てた内容を実行に移します。

ローカリストがネクストローカリストと共にやりたいと考えた「お試し地域づくり活動」が実際に動き出しました。

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地域住民と移住者を繋ぐ場所を目指して

第3回目は、NPO法人Network Stationまつろの三笠さん。

自身も青森県からの移住者という経験を活かしながら、唐津市で唐津移住コンシェルジュを務める三笠さん。

そんな三笠さんが考えるお試し地域づくり活動の目的は、唐津への移住者と地域住民が繋がるきっかけを作ること。

アカデミーでは、唐津市の矢作地区にあるシェアハウス「根の家」を拠点とし、まずは「根の家」に足を運んでもらう仕組みについて考えました。

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そこで生まれたお試し地域づくり活動は「根の家」の住人と地域の方との交流の場を作るため、地域の方を招いての「朝ごはん会」の開催となりました。

移住者と地域住民が交流できる拠点に

11月8日に「根の家」で行われた、第1回ミーティングでは、自己紹介が行われた後、アカデミーで行われたワークショップのおさらいをしました。

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その後、三笠さんから矢作地区の説明を受けながら、散策を行いました。

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矢作地区を実際に歩いた上で、どのようにして「根の家」で地域の方々をもてなすかについて話し合いを行いました。

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当初は「矢作の朝ごはん」を企画していましたが、矢作地区は農家が多いことから、「お昼のサイレン」が鳴る12時からもてなす「矢作の昼ごはん」に変更。もてなすご飯は「白米おにぎり」・「かしわ飯」・「豚汁」に決まりました。

また、「矢作の昼ごはん」の広報としてチラシを作成し、回覧板に挟んでもらえるように矢作地区の区長さんにお願いすることとなりました。チラシのデザインは学生ネクストローカリストが担当することに。

唐津市に関わる方々との新たな繋がり

午後からは「根の家」の住人や唐津市にお試し移住中の方、唐津市で街づくり活動を行われている方、地元の方々を集めた交流会が開催されました。感染防止の対策を取りながら、オープンスペースでの交流会。

各々が自由に交流し合い、笑いに包まれた「根の家」でのひと時となりました。

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「はじめまして」の関係でも集まれば楽しいけれど、そもそも「集まるきっかけ」が無ければ、この空間を創り出すことは難しい。ネクストローカリストにとって、この交流会は唐津市と関わりがある人との出会いの場でもあり、どのようにしたら交流の場が作れるか、を改めて考えるきっかけの場になったのではないでしょうか。

各々が意見を出し合い、まとめ合う場所

次に行われるミーティングまでの間にも、イベントに向けられて作られたグループLINEでは、調理班や設営班、デザイン班の進捗報告や、新たに思いついたアイディアなど、各々の意見が積極的に飛び交いました。

三笠さんから、野菜やお米はご近所の農家さんからおすそわけを頂いたという、嬉しいご連絡も。

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実際におすそわけを頂いた大根やニンジンなど

12月13日に行われた第2回ミーティングでは、開催日が1月24日と決まった「矢作の昼ごはん」に向けて、「根の家」の横にある公民館の台所の視察や、倉庫からイベントに利用できる道具の確認を行った上で、再度打ち合わせを行いました。

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また、移住してきた方々や矢作地区に住んでいる方々の交流を図るために、「矢作の昼ごはん」に参加した皆で作る「矢作まっぷ」の作成も企画しました。

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1月11日に行われた第3回ミーティングでは、新型コロナウイルスの影響により都市圏で出された緊急事態宣言や唐津市での感染者増加、また、矢作地区は年配の方が多いこともあり、「根の家」での集客は難しいのではないかという話があったため、小規模で開催できる方法を考えました。

新型コロナウイルスの対策も十分に行いつつ、地域とのつながりを生み出すことについて、ミーティングでは様々な意見が飛び交いました。

そこで挙げられたのは、こちら。

① すでにいただいている材料を使って、おにぎり作りを行う
② 事前に了承を得たお宅へお伺いし、作ったおにぎりを振る舞う
③ お伺いしたお宅に矢作地区の魅力や歴史、思い出話を伺う

しかし、三笠さん自身悩まれた結果、最終的に1月24日に開催予定だった「矢作の昼ごはん」は、延期という形となりました。

ただし、これはあくまでも"延期"。

「根の家」の前にある桜並木が色づく頃に改めて開催しようという形になりました。

ネクストローカリストの声

アカデミーから参加されていたネクストローカリストの池田さんに、今回のお試し地域づくり活動の参加理由と参加した感想をお伺いしました。

20210225_lclsm01_27.jpg 池田さん

私は10年間ほど商店街や中山間地域の地域活性化活動に携わっており、今回のイベントでも地域づくりに興味があったため、ローカリストアカデミーとお試し地域づくり活動に参加しました。

三笠さんが拠点にしている「根の家」で、地元の方と親睦を深めるための方法やシェアハウスで行うイベントの企画を模索している最中、コロナの影響で今回は企画の段階で終了してしまいましたが、活動が再開できることを願っています。

交流会では、ネクストローカリスト含め三笠さんとつながりのある地元の方々が集まり、この場所が唐津の地域づくりの中心となれるような可能性を感じました。

終わりに

今回は延期となりましたが、イベントを開催するにあたって、野菜やお米のおすそわけや公民館の使用など、矢作地区の区長さんを始め、たくさんの地域の方々からのご協力がありました。

そんな状況で思い出されたのが、「1人では地域づくりはできない、誰かがいたからできたこと」という言葉。

1人ではできないことも、周囲の手助けがあれば達成できる。そんな一つ一つの繋がりが地域づくりという大きな輪となっていくでしょう。

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EDITORS SAGA編集部 相馬 千恵子

EDITORS SAGA 編集部

SAGAローカリスト2020

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