【笑顔が見たいから】インパクト抜群な「夢を語れ」大型新店舗をレポート!|前編|水田の男飯

【笑顔が見たいから】インパクト抜群な「夢を語れ」大型新店舗をレポート!|前編|水田の男飯

鳥栖市に今年4月オープンした、「夢を語れ」の系列店「笑顔が見たいから」。

県道17号線沿いに位置し、駐車場も99台収容可能なアクセス抜群でかなり目立つお店ということで、オープン当初から地元で話題になっていました。
「アクセス良いけど、外観の個性が強すぎて入りづらい」そんな声もチラホラ聞こえてきたので、代わりに私が徹底リサーチ!「夢を語れ」の西岡さんとは経営者仲間としてよくお会いする仲ではありますが、取材を通してかなり深くお話を聞くことができました。

ワクワクするお話ばかりで、これを見ればきっと一度は訪れてみたくなること間違いなしです。それではどうぞ!

鳥栖に突如現れた大型店舗

鳥栖市の方なら、一度はこの話題をしたことがあると思います。
『移転前のハーレーダビッドソンの跡地に青い「のぼり」を大量に掲げたうどん屋が出来たらしい』
青く塗られた大型の施設に個性的な大きなイラスト。インパクト抜群の外観で、鳥栖の話題を一気にさらっていきました。

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店内も広く、家族連れでもゆったりとできる空間。なんとお店の椅子やテーブルは大工が趣味の西岡さんの奧さん(直美さん)が作られたとのこと。凄い!!

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外の青い壁は週末にイベントとして、来店された方々にペンキ塗り体験をして楽しんでもらったり、

壁の絵は壁画アーティストの「しゅうま」さんが「子供が夢中になって事業計画を作っている様子」をイメージしてイラストしており、なんとも賑やかな空間。
2階のスタッフルームで夢を描いてもらうイベントをやったり(これは僕もお手伝いさせていただきました)、店名の「笑顔が見たいから」の名前の通り、家族が笑顔になれる工夫がされています。

新感覚の肉うどん

「笑顔が見たいから」では、鶏白湯の肉うどん(温)と肉ぶっかけ(冷)、スパイシー肉ぶっかけ(冷)が提供されています。その中でも特に人気なのが鶏白湯肉うどん。濃厚な鶏白湯スープに讃岐うどんのようなコシに加え、九州の柔らかさも加わった新感覚の伸びる麺が交わった一品。

鶏白湯のコクと甘く味付けられた牛肉の相性が抜群で、何より麺がめちゃくちゃ美味しい!誰かが鳥栖に遊びに来てくれる際に、珍しさもあり、よくこのお店を案内しますが、「まずは鶏白湯うどんを食べてくれ!」とおススメするようにしています。食べた人々の感想はほぼ共通して「食べたことない味だけど、めちゃくちゃ美味い!クセになる。」です。

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そして、僕が最近ハマっているのは「スパイシー肉ぶっかけ」。ぶっかけなので、麺の美味さをダイレクトに感じられますが、麺がとにかく美味しい!さらに辛さと旨味のあるラー油がアクセントとなり、めちゃくちゃ美味いです!スパイシー肉ぶっかけは毎日でも食べたくなる。

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その他、魚介の味わいをシンプルに楽しめる「かけうどん」、修行生が開発した「台湾まぜうどん」、「カレーうどん」の限定メニューも時折販売。この限定メニューがマジで美味しくて、SNS等で見かけたら是非ぜひ食べてみることをお勧めおすすめします。

衝撃の出会いからアメリカで行列店を生み出す

うどんを提供したいと考えるようになったきっかけは京都で「ラーメン荘夢を語れ」と系列のグループを経営されていた頃、あるグループ店の店長から「大阪にめちゃくちゃ美味いうどんがある」と聞き、食べにいったことがきっかけでした。その名も「瀬戸内製麺710」。柔らかく、それでいてモチモチと伸びる感じで簡単には切れない独特な麺で、数々のうどん好きに愛された名店ですが、2018年に惜しまれながら閉店。これを食べた時に西岡さんは二郎系ラーメンに出会った時以来の衝撃を受けたといい、この麺を自分も作ってみたい、いつかうどん屋をやろうと決心されたそう。

その後、西岡さん夫妻はボストンに移住。夢を語れるラーメン店「Yumewokatare Boston」を、行列嫌いのアメリカ人が1~2時間並ぶ人気店へ育てた頃、ある経営者仲間から「うどん屋をやりたいが一緒にやってくれないか」と相談されたことをきっかけにうどん屋「YumegaArukara」をオープンしました。

最初から麺に強いこだわりがあったため、麺をダイレクトに食べて欲しいと冷たいぶっかけうどん店としてスタート。「温かいうどんを出して欲しい」という声が相次ぎましたが、それでも麺の美味さを味わって欲しいとぶっかけにこだわっていました。
しかし、マイナス20°にも及ぶというボストンの冬をきっかけに、「俺も流石に温かいうどんが食べたくなった(笑)」と温かいスープのうどんを検討するように。それでも、一般的なあっさりとしたうどんのスープだと面白くないと考えた西岡さんは試行錯誤の末、「ある日突然アイデアが降ってきた」と鶏を食材として扱ったことがなかったにも関わらず、鶏白湯スープをうどんと合わせることを思いついたそうです。

こうして誕生した鶏白湯うどんと、麺自慢のぶっかけうどんが地元で評判となり、全米のレストラン誌で取り上げられたことをきっかけに大ブレーク。今もお店は1時間以上の行列が続いているそうです。
その後、日本に帰国した西岡さんは別府、松山とお店を出しましたが、「夢を語れる世界をインターネット上に作りたい」という夢を持ったことをきっかけにお店を弟子に任せて日中はアプリ開発に挑戦するように。早朝に時間が出来たことから、松山の「夢を語れ」の横で、アメリカで提供していたうどんを「笑顔が見たいから」という店名で提供。朝限定の予約制にも関わらず予約でいっぱいのお店となりました。

その後、夢を語れる世界を表現したアプリ「DREAMSPARK」をローンチ。うどん屋は一度畳み、夢を語れ総本店を鳥栖に移転させるなど慌ただしい日々を過ごしていましたが、「DREAMSPARKをリアルな場所で表現したい」と、1500坪の敷地を持つ大きな店舗を借り、「人を起点としたテーマパークを実現したい」という夢に向かって走り始めました。テーマパークの予定地にまずオープンさせたのが「笑顔が見たいから」の肉うどんでした。若者がターゲットとなる二郎系ラーメン「夢を語れ」ではなく、うどんの方が老若男女楽しめると考えたからです。

フードコート内に7/1土曜日オープンした「中華そばユメヲカタレ」は後編でご紹介します!

店舗名 笑顔が見たいから
住所 佐賀県鳥栖市養父町65-1
公式サイト Twitter:@egao_mitai
詳細 【OPEN】昼 : 11時〜14時、夜 : 18時〜21時
【定休日】なし
【TEL】非公開
【駐車場】99台ほどあり
地図

個人事業主

水田 侑宏

東京での広告会社勤務を経て2022年に生まれ育った鳥栖市へUターン。 東京時代は年間200杯ペースでラーメンを食べていたラーメンオ...

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