【北島富作商店】唐津のセレクトショップ。贈る人と贈られる人、作り手とお客様の架け橋に 

【北島富作商店】唐津のセレクトショップ。贈る人と贈られる人、作り手とお客様の架け橋に 

唐津市役所から歩いて2分ほどの場所に、「富」のロゴが壁に掲げられたお店があります。

お店の名前は「北島富作商店」。何が並んでいるのか気になって近づいてみると、玄関前に看板を発見。

そこには、「どうぞ気軽にお入りください」と書かれています。

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ロゴの雰囲気から、和風のお店なのかな?と思いきや、ドアの方に目を向けるとガラスの向こうにロボットが!?いったいどんなお店なのか、期待が高まります。

全国の逸品がずらり。想いをつなぐセレクトショップ

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扉を開けると、ずらりと並ぶ陶器や小物が目に入り、思わず「すごい!」と声がでてしまうほど。

ここは、日本各地から厳選した商品を取り扱うセレクトショップです。様々な内祝や法事などのギフトにも対応しています。

店主の北島さんによると、お店のコンセプトは「贈り手と受け取り手の架け橋になること」。大切な想いを届ける場として、多くの人に親しまれています。

目利きはご夫婦で

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店内に並ぶ商品は、日本各地で開催される展示会に足を運んで探したものや、いろいろな情報源から探し出したりと様々。それだけでなく、実際に作り手の元へ出向き、作り方や商品への想いを聞き、一つひとつ丁寧に選ばれています。

「自分の目を信じるしかないですからね」と北島さん。
自分たちが本当に良いと思えるかどうか。それがこの店に置く商品の基準です。

ブライダルギフトのカタログの選定に10年携わり、数多くの商品を見て腕を磨いてきた北島さん。商品そのものだけでなく、その背景にある作り手の想いを知っているからこそわかる良さをお客様に伝えます。

プレゼントを選んでいるお客様には、渡す相手の好みを丁寧に聞き「こんなものもありますよ」と相手が喜びそうな品やカタログギフトを提案をしています。

自分だけでは選ぶことの出来なかった商品とお客様をつなげる、まさに架け橋のような存在です。

置かれているもの、一つ一つに理由がある

店内には多くの物が並んでいますが、どれも置かれているのには理由があります。

お肉の甘さが増す土鍋

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店内でひときわ存在感を放っていたのが、伊賀焼の土鍋。
古代の琵琶湖の底に積もった葉や枝が土に微細な穴を生み、その表面積が熱の通りを豊かにし、素材の味を引き出す魅力をもっている土鍋です。

北島さんはこの土鍋に惹かれ、「お取引させてください」と実際に伊賀の窯まで行ってお話をしたところ、「今すぐはできません」と一度は断られたそうです。

「1年間使ってもらって、土の良さをわかってから取引しましょう」という取引先のその言葉を受け、実際に1年間使い続けてから、お店の商品として迎え入れることのできた思い入れの深い品です。

「いつもと同じ肉なのに、甘みが出るんですよ」そう話す北島さんの表情からは、確かな信頼がにじみ出ていました。取り寄せには数カ月待ちとなることも珍しくない、まさに匠の逸品です。

一つ一つ丁寧に手描かれている美しい陶器

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愛知県瀬戸の女性職人チームによる器は、内側まで丁寧に絵が描き込まれていて、使うほどに愛着が増すと人気です。

あるお客様は、美容室で出されたこのコーヒーカップをとても気に入り、購入先の北島富作商店に問い合わせをされたこともあったそうです。

お店に行けば柄の美しさを実際に手にとって見ることができ、好みの柄を選べるので喜ばれる方も多いようです。現在は新規の注文は半年以上待ちになるほどの商品です。

かわいいだけじゃなく、実用性を兼ねているロボット

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窓越しに見えたロボットは、奥さんが展示会でひとめ惚れした逸品でした。

静岡のメーカーが手がけるこのロボットは、実は単なる置物ではなく、収納のできるロボット。ティッシュケースや小物入れとして使える優れものです。ちなみにティッシュはロボットの口から出せるようになっていて、遊び心も兼ね備えています。

この人気商品はこれまでにいくつかのお客様のもとに旅立っていて、病院の院長室に置かれたり、お寺で法要の際に子どもたちのおもちゃや絵本を入れるために使われたりと、活躍の場は広く「かわいい」だけじゃない、愛される物の強さを感じます。

聞くともっと欲しくなる

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北島富作商店の買い物の楽しさは、商品の背景を知れることです。

来た方にはできるだけ商品の説明をするようにしている北島さん。

「何も情報がないと、値段だけ見て買うのを躊躇してしまうこともありますよね。でも、商品が作られた過程や素材、作り手の想いをお話すると、『とても良い物ですね』『この値段で買えるなんて安いくらいですね』と言う方が多いんです」

実際に北島さんから素材や作り手の想いを聞くと、「いいな」くらいだった気持ちが「欲しい!」となることが何度もありました。

取り扱う商品について1時間でも2時間でも語れるほどの想いを持つ北島さんご夫婦。お客様との会話を通して「どんなことを知りたいのかな」と丁寧に汲み取りながら、その価値を伝えています。そんなお二人という架け橋があるからこそ、出会えて嬉しい!と思える商品が店内にはたくさん並んでいます。

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ゆっくり見ることもできるし、商品について深く聞くこともできる。ついつい長居したくなる魅力がこのお店にはあります。

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初代の名を引き継いで

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【北島富作商店より提供】

お店の名前の由来は、創業者である北島富作(とみさく)さんの名前からです。有田町出身の富作さんが唐津にやってきたのは100年以上前で、最初は手作りのようかんや金物、鍋釜を並べるところから始まっています。

その後、ご縁から陶器を本格的に取り扱うようになり、「北島陶器店」として地域に根付き、一時期は店舗内にたくさんの陶器が並んでいたそうです。

北島さんは、当時のカセットテープに残された富作さんの奥様の声からこの店の歴史を知ったといいます。長年にわたり唐津という土地で品物に込められた思いと人とをつなぎ続けてきたあゆみに、感慨深げな様子でした。

今は、時代の変化に合わせ、現在のような日本各地のこだわりの品やカタログギフトなどを厳選して置くスタイルに変化しています。

まずは気軽に

フラッと立ち寄って、気になったものを手に取って、わからないことを気軽に聞く。そんなふうに使ってほしいお店です。話していると、お店のコンセプト「贈る人と贈られる人の架け橋になりたい」という想いがよく伝わってきます。

そして、一度行くともう一度行きたくなるお店でもあります。

行く度に「これはあの人に送ろうかな」と大切な人の顔が浮かぶ、そんな場所が唐津にはあります。

店舗名 北島富作商店
住所 佐賀県唐津市西寺町490-1 
営業時間 10:00〜18:00
定休日 水曜日
電話番号 0120-74-1156
駐車場 1台
公式SNS 公式Instagram:@tomisaku_kitajima_store
地図

ライター

mon(もん)

佐賀在住のライターです。 珈琲と読書、絵本、そして“新しい発見”が大好き。 夫と3人の子どもたちとにぎやかで、時には穏やかな毎日を...

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