【9/16~9/27まで】「名尾手すき和紙の世界展」開催! PR

【9/16~9/27まで】「名尾手すき和紙の世界展」開催!

佐賀で長年愛されている「名尾手すき和紙」。

現在、県の貴重な伝統工芸として重要無形文化財に指定されています。

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「文化財」と聞くと、ちょっと敬遠してしまいがち......?

しかし、現在は、ポストカードやインテリア照明など、手に取りやすい形となり「生活の中での和紙」として幅広い層から愛されています。

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名尾手すき和紙をしようした「まゆ玉ランプシェード」

そんな「名尾手すき和紙」が9月16日(水)から9月27日(日)の12日間限定のイベント「名尾手すき和紙の世界展」をSAGAMADOで開催します!

そもそも『名尾手すき和紙』って......?

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「名尾手すき和紙」が作られるのは、美しい自然に囲まれた佐賀市大和町名尾地区。

江戸時代から330年の長い間、佐賀県の「和紙作り」の歴史を守り続け、今も尚、紡ぎ続けています。

昭和初期までは100軒ほどあった和紙工房は、時代の流れと共に少なくなり、今では谷口家の一軒のみが「名尾手すき和紙」の工房として活動されています。

そんな「名尾手すき和紙」の特徴は、薄手でありながら丈夫であること。

祐徳稲荷神社の神具唐津くんち日光東照宮内の輪蔵などの文化財修復、博多祇園山笠の提灯などにも使用されています。

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通常の和紙の原料で使われる楮(こうぞ)ではなく、繊維が長く繊維同士が絡み合う梶(かじ)を原料とすることで光を通す薄さと墨書きされても穴が開かない丈夫さを兼ね揃えた和紙ができるそう。

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また、一枚一枚丁寧に漉かれた和紙は同じ模様のものは無く、全て一点もの。優しい色合いで触れるとホッと暖かい気持ちにさせてくれます。

現在では、通常の手すき和紙に加え、有名絵画やタイポグラフィが描かれたギフトペーパー、自身を綴るマイルペーパーブックなども制作。若者から支持されています。

特設イベント「名尾手すき和紙の世界展」について

今回、SAGAMADOで開催される特設イベント「名尾手すき和紙の世界展」は、名尾手すき和紙が携わった工芸品の展示だけでなく、普段、直営店でしか取り扱われない和紙や、オリジナル製品の販売を行うとのこと。

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また製品販売だけでなく、梶の原木の展示和紙を使った空間演出ワークショップ新商品などを販売されるそう。

おすすめ商品をピックアップ

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今回のイベントでは、新登場のコラボ商品やSAGAMDO限定の商品も複数!

実際に会場にお伺いした編集部一押しの商品をご紹介します!

"AIR BATH" from JAPANESE TEA FARM

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名尾手すき和紙と、佐賀県嬉野にて約 500 年の歴史を持つ嬉野茶を作る茶農家「副島園」とのコラボプロダクト。

無農薬、減農薬にこだわる副島園の茶葉と手すき和紙でできた「AIR BATH」は、お茶のいい香りが漂うマスクです。

閉塞感があり、マスクをすることが苦手だった谷口さんが副島園と協力し、3か月もの期間をかけて開発されました。

茶畑にいる様なお茶のふんわりと爽やかな香りに包まれながら、生活をしてほしいという思いを込めて制作されたのだそう。

ちぎり便箋

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伝統的な提灯紙の技術を用いて「透かし」の罫線をひいた一筆箋と便箋。

全て手すきで仕上げているため一枚一枚が繋がっており、ちぎりながら使用します。「切る」ではなく「ちぎる」事で、断面の繊維が毛羽立ち、和紙本来の美しさを楽しむことが出来ます。

書くことが極端に減ってしまった今だからこそ、改めて書くことの良さ、温かみを感じられる一品です。

柿渋コースター

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柿渋で染め上げたコースター。

使用するほどに変色をし、経年変化を楽しめます。

また柿渋は昔から補強材や防水材としても使用されており、独特の風合いが和食器にも洋食器にも合う一品です。

まだまだご紹介したいところですが、ここからはぜひご自身で手に取って「名尾手すき和紙の世界」を体感してみてください!

最後に......。

名尾手すき和紙工房の7代目谷口弦さんに「名尾手すき和紙のこれから」と今回の「名尾手すき和紙の世界展」への思いを伺いました。

20200916_h1_01.jpg谷口弦さん

江戸時代には書くものとしての和紙だけでなく、提灯や番傘などに(和紙は)多く使われていました。江戸時代には江戸時代の、21世紀には21世紀の和紙の使い方を見つけていきたいですね。今の、現代の人と一緒に新しい商品を作っていきたいです。

今は和紙を使ったり触れる機会が少ないので、この機会に「新しい和紙の使い方」を発見していただきたいです!

またコロナで遠くに行けない状況になった今、近くにあるものが見えやすくなったと思います。この「世界展」で近くにあるものを見るきっかけになれば幸いです。

「名尾手すき和紙の世界展」内容詳細

今回のイベントでは、手すき和紙の販売、展示の外、ワークショップやサンプル配布なども行われます。

ワークショップは名尾手すき和紙で作るファブリックパネル作り

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様々な色に染められた和紙をちぎって、自分好みの世界に一つだけのパネルの作成ができます。

お部屋のインテリアのアクセントにもGOODです!

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詳しくはSAGAMADOスタッフまで、お気軽にお声がけください。

開催日 9月16日(水)~9月27日(日)
詳細 名尾手すき和紙および和紙を使用した商品の展示・販売
特別イベント

【 和紙ファブリックパネル作りワークショップ 】※参加人数に限りがございます。
   開催日程:9月19日(土)~9月22日(火)

   開催時間:11:00~17:00
   参加費:2,000円

「AIR BATH」茶葉和紙シートのサンプル配布 ※数に限りがございます。
   開催日程:9月19日(土)~

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EDITORS SAGA 編集部 相馬千恵子

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