2020年3月23日に佐賀県の桜の開花が発表!
嬉野市内も桜が咲き始め、桜を見に訪れる方も少しずつ増えてきました。地元に行く方が多いと思いますが、私もその一人。私が活動している嬉野には、たくさんの桜の名所があります。どんな場所があるの?と気になる方へ。
私が過去撮影した写真とともにおすすめスポットをご紹介します♪
■嬉野町エリア
・嬉野温泉公園
・轟の滝公園
・嬉野川遊歩道
・嬉野市総合運動公園(みゆき公園)
・鷹ノ巣公園
■吉田エリア
・納戸料の百年桜
・姑射山 大定寺/吉浦神社
・横竹ダム
■塩田町エリア
・八天神社
・和泉式部公園/吉浦神社
・塩田津
嬉野温泉公園(嬉野町エリア)
嬉野温泉の憩いの場「嬉野温泉公園」。ゴシック風の建築物は嬉野温泉公衆浴場「シーボルトの湯」です。桜と一緒に撮るとレトロな雰囲気に。
桜が散り始めると、公園内に桜の絨毯が広がります。公園内にはベンチやテーブルがあるのでお弁当を持って訪れる親子連れも多いですよ。無料Wi-Fiもあります。
すぐそばには塩田川が流れているので自然の音に囲まれながら桜鑑賞ができます。
そして夜はライトアップ!
昼とはまた違った雰囲気が楽しめます。桜のライトアップは18時30分から24時までです。
嬉野温泉公園
住所:嬉野市嬉野町大字下野甲12-1
駐車場:すぐそばに「タイムズシーボルトの湯」があります。最初の90分間は無料で、以後60分ごとに110円、24時間最大550円です。
轟の滝公園(嬉野町エリア)
轟くような滝の音から名前が付いたと言われている「轟の滝」。滝の高さは11mで近くで見るとその迫力に圧倒されます。
轟の滝公園は、春は桜や藤、夏はアジサイや新緑、秋は紅葉と四季折々の自然を楽しみながら散策できます。
滝の上流にある橋から。橋の上に立つと滝の振動が伝わってきます。
写真に写っている赤い炎は昭和19年に建立された不動明王です。
現在も事故や災難除けのお不動さんとしてお参りする方も多いですよ。
桜のトンネルもありますよ~!
轟の滝公園球場をぐるりと桜が囲みます。
轟の滝公園
住所:嬉野市嬉野町大字下宿丙163-1
駐車場:無料の駐車場があります
嬉野川遊歩道(嬉野町エリア)
先に紹介した「嬉野温泉公園」と「轟の滝公園」の間に作られた全長2kmの散策コース。頭上には桜、足元には川面に映る桜が楽しめます。
地元の方のウォーキングコースにもなっていますよ。
「嬉野温泉公園」からスタートする場合は、そばにある「嬉野橋」(タイムズシーボルトの湯の裏手)から、「轟の滝公園」からスタートする場合は、滝の下流から川に沿って遊歩道があります。
「割烹旅館 鯉登苑」、「旅館 吉田屋」、「ブーゲンハウス嬉野」そばにも遊歩道につながる道があります。
遊歩道は九州オルレ嬉野コースの一部でもあります。遊歩道専用の駐車場はありません。遊歩道に沿った道路もあります。車で走ってみたい場合は、ブーゲンハウス嬉野の裏、ホテル華翠苑、旅館吉田屋、鯉登苑などを目指すと分かるかもしれません。
嬉野総合運動公園【みゆき公園】(嬉野町エリア)
広大な敷地内に運動や遊戯設備が充実した運動公園。敷地の至る所で桜が咲きます。
園内には広い芝生の「記念広場」や嬉野温泉のキャラクター・ゆっつらくんがモニュメントになった遊具などもあり、親子でにぎわいます。
4月の中旬からは藤も咲き始めます。ベンチとテーブルがありますので、ゆっくり花を楽しめます。
嬉野総合運動公園(みゆき公園)
住所:嬉野市嬉野町大字下宿甲2834
駐車場:あり
開演時間:7時~18時
公園について詳細は嬉野市ホームページへ
鷹ノ巣公園(嬉野町エリア)
堤を囲むように桜が咲く「鷹ノ巣公園」。すぐそばにはテニスコートもあります。
タイミングが合えば、みゆき通り一帯に咲く芝桜と一緒の風景が楽しめます。
鷹ノ巣公園
住所:嬉野市嬉野町大字下宿甲3083
駐車場:あり
納戸料の百年桜(吉田エリア)
樹齢100年を超えると言われている「納戸料の百年桜」。高さはおよそ13m。とても大きな桜の木です!
最近は桜の名所として、さまざまなメディアで紹介されるようになり多くのカメラマンも訪れる場所となりました。みなさんもどこかで百年桜の写真をご覧になったことがあるのでは?
この桜が注目されるようになったのは平成13年度に開通した「鳥越トンネル」がきっかけと言われています。昔から地元の方に愛されていた場所ですが、トンネル工事や周辺の道路整備がきっかけで切り拓かれ、丘の上にたつ桜の木が見えるようになったのだとか。
吉田まんぞく館そばの信号から。鳥越トンネルを抜けると、桜の木が分かるほどの大きさなんです。
周辺には桜並木もあります。実はこの周辺は道幅が大変狭く離合も難しいため、近くにある「吉田まんぞく館」に停めて歩くことをおすすめします。徒歩15分~20分ほどで坂道は長めです。
桜の木のふもとには小さな広場がありますので、もしお車でお越しになり、離合される際はこちらをご利用ください。
【鑑賞にあたっての注意事項】
百年桜や、そばにある茶畑、菜の花などは地域の方が大切に育てているものです。ロープなどで仕切られていますので立ち入らないようにお願いいたします。特に茶畑は勝手に立ち入ることで土壌が変化し、お茶の生育に大きな影響を与えます。マムシが生息している可能性もあるそうです。桜鑑賞、写真撮影はルールを守ってお楽しみください。
納戸料の百年桜
駐車場:なし
「吉田まんぞく館」を臨時駐車場にされています。百年桜まで歩いて15~20分ほどです。坂道が多いので歩きやすい履物でお越しください。もし車で百年桜のふもとにお越しになった場合は、離合スペースがあります。
▶吉田まんぞく館
住所:嬉野市嬉野町大字吉田甲2200(営業時間は9時~18時まで)
姑射山 大定寺/吉浦神社(吉田エリア)
肥前吉田焼の窯元が並ぶ地域にある真言宗のお寺です。
春は桜、秋は紅葉が楽しめるんですよ。
お寺の境内にある「水子地蔵」。
大定寺では御朱印も受付されています。御朱印巡りをされている方は桜鑑賞と合わせていかがでしょうか?
通常の御朱印のほか、葉先が3つに分かれている「三鈷の松」がついた御朱印・格言など数種類ありました。「三鈷の松」は真言宗の教祖である弘法大師空海と高野山を結び付けた木として、縁起物とされています。この大定寺の裏手の山にもこの三鈷の松が生息しているのだそうです!
そして、その大定寺のとなりには「吉浦神社」があります。
この神社は吉田に窯業を築いた鍋島直澄公を陶祖神として祀っています。毎年4月4日に祭典を催し、それに合わせ昭和62年から吉田の窯元が一同にあつまる窯元市「おやまさん陶器まつり」をスタート。吉浦神社は窯業に携わる方々が大切にしている場所で、植えられている桜の木も地域の方々が植樹されたそうですよ。
令和2年は諸般の事情で肥前吉田焼窯元協同組合が主催する「おやまさん陶器まつり」は中止となりましたが、各窯元で窯開きが開催される予定です。4月3日(金)~4月5日(日)の予定です。
この通りも九州オルレ嬉野コースになっています。
姑射山 大定寺/吉浦神社
住所:嬉野市嬉野町大字吉田丁4129
駐車場:あり
横竹ダム(吉田エリア)
たくさんの桜に囲まれたい!という方におすすめの場所♪
横竹ダム下流にある「桜の広場」は斜面にそってたくさんの桜が植えられています。
ダム上流から見るとこのような感じ!桜の広場を歩き進んでいくと「横竹ダム イベント広場」に到着します。イベント広場にも駐車場がありますよ。
ダムの周辺も桜並木があります。
横竹ダム上流 「親水広場」も人気の場所です。
ちなみに横竹ダム周辺は緑色の桜「御衣黄桜」が咲きます。御衣黄桜の見ごろはもう少し後になります。
横竹ダム
桜の広場
イベント広場
親水広場
八天神社(塩田町エリア)
塩田町にある「八天神社」。12月にはお火焚き祭りが行われており、近隣から多くの方が訪れています。
ここには佐賀県重要文化財に指定されている「石造眼鏡橋」があるんです!
眼鏡橋といわれるアーチ状の石橋は中国の僧如定が長崎に築いたのが始まりと言われており、その後九州に広まりました。八天神社の眼鏡橋は神社の1200年大祭の記念として地元の石工が嘉永7年に完成させたものです。
残存しているものは佐賀県内には大変少なく、江戸時代のものでほぼ原形を保っているのはここ八天神社のみと言われています。
歴史的にも価値がある眼鏡橋と一緒に桜鑑賞はいかがでしょうか。
ちなみに秋には大きなイチョウの黄葉が楽しめますよ~!
八天神社
住所:嬉野市塩田町大字谷所乙766
駐車場:あり
※八天神社では御朱印の受付は行われていません
和泉式部公園/吉浦神社(塩田町エリア)
親子のお出かけスポットとして大人気の場所です。春の桜の時期は公園内のいたるところで桜を楽しめます。
和泉式部公園の名前の由来は平安時代の有名な歌人「和泉式部」。和泉式部は幼少期を塩田郷(現在の塩田町)で過ごしたと言われています。この伝説から整備された公園には草スキーや遊具などがあり、過ごしやすいこの時期はたくさんの親子・家族でにぎわいます。
子どもに大人気の遊具。
斜面が桜でいっぱいに!
桜並木を楽しみながら公園散策♪
和泉式部公園の隣には塩田の産業の発展に寄与した蓮池藩藩祖・鍋島直澄公が祀られている「吉浦神社」があります。こちらは吉浦神社の長い階段を下りた先にある参道です。毎年4月5日には春の大祭が行われています。
和泉式部公園/吉浦神社
和泉式部公園
住所:嬉野市塩田町五町田
駐車場:あり
吉浦神社
駐車場:あり
塩田津(塩田町エリア)
長崎街道の宿場町と川港として繁栄した塩田津。有明海の干満の差を利用し、港には焼物の原料である天草陶土や生活物資などが届いていたそうです。
平成17年には「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
歴史が好きな方には興味深い場所です。
塩田津町並み保存会ホームぺージに塩田津マップや町並みの紹介、飲食店が掲載されています。
桜と町並みを見た後にランチはいかがでしょう!
塩田津
住所:嬉野市塩田町大字馬場下甲694(塩田津町並み交流集会所)
駐車場:あり(嬉野市社会文化会館リバティ・嬉野市立塩田中学校向かい)
まとめ
嬉野の桜スポットを紹介しましたがいかがでしたか?!
桜だけでなく、町の景色や歴史的な建造物、親子で楽しめる公園など嬉野には魅力がたくさんあります。
以前紹介した「茶輪(ちゃりん)」を利用して桜めぐりも楽しいかも!
うれしの茶を持って自転車旅-茶輪(ちゃりん)-
嬉野エリアは距離が近く、平坦な道が多いです。遊歩道は自転車で走ることはできませんが、遊歩道に沿って道路がありますので桜並木を楽しみながらサイクリング♪
吉田エリアは坂道が多いので、ロードバイクや自転車で遠出がしたい!という方へ。
嬉野と言えば「温泉」「お茶」「陶器」も!
桜鑑賞のあとは肥前吉田焼のお買い物や嬉野温泉も楽しんで、うれしの茶で癒されてくださいね!
【嬉野温泉観光協会ホームページ】