【アウトドアと私】in スノーピーク奥日田~佐賀から行く感動の星空キャンプ~

【アウトドアと私】in スノーピーク奥日田~佐賀から行く感動の星空キャンプ~

皆さまこんにちは。キャンプインストラクターの大坪紗耶です。

前回投稿した波戸岬キャンプ場コラムですが、沢山の方に読んで頂き大変嬉しかったです。ありがとうございます。

さて、第2回目のコラムは、2019年から2020年をまたぐ年越しキャンプです。

今回訪れたキャンプ場は、大分県奥日田にありますスノーピークが運営するキャンプフィールド「スノーピーク奥日田」です。今回は、2020への年越しキャンプにちなんでスノーピーク奥日田主催のカウントダウンも開催。

朝から夜までイベント盛り沢山......
そして、標高950メートルに位置するこちらのフィールドの冬は気温マイナスの世界......

そんな楽しいけれど、過酷とも思われる極上のキャンプを紹介します。

目次

1.佐賀から行くならコレ!キャンプ場に行く前の楽しみ方

出発の数日前からそわそわし始める私でしたが、まずは、31日の出発までに佐賀県内の道の駅へお買い物に行ってきました。

もちろん食材は近くのスーパーでも購入できますが、キャンプ飯をもっと元気にさせるなら、地元産でかつ、直売の方のお名前がわかる食材がおススメです。

まず1軒目は、福岡県との県境国道385号沿にある「道の駅吉野ヶ里 さざんか千坊館」東脊振ICへ向かう道を東脊振有料道路方面へ登っていくと見えてきます。

地元で採れた農産物の他、脊振山系の天然水を使った焼きたてのパン、スイーツも販売されていました。

「道の駅吉野ヶ里 さざんか千坊館」

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県境ということもあり、お隣福岡県からのお客様も多く、県内外で人気の直売店です。そして、なんといってもここの魅力はこちら佐賀平野を一望できるスポット!

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[雲も一段とかっこよく]

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「ここから見る朝日は最高!」と、道の駅吉野ヶ里さざんか千坊館 館長の持永信弘さんに教えていただきました。

運よくこの日は快晴で、有明海や雲仙普賢岳まで見渡すことができました。佐賀県を独り占めした気分にさせてくれますよ。

ちなみに、ここ吉野ヶ里町は日本の茶樹栽培発祥の地であり、皆さんご存知、日本最大級の環濠集落跡「吉野ヶ里遺跡」があるため、歴史に関心のある方から特に支持されています。

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[地元で採れた冬野菜農産物をGET]

「吉野麦米(YOSHINO BAKUBEI)」

続いては、神埼市に本社を置き、おこわで有名な『まんえい堂』が展開する産直市場へ。

2017年にオープンした「吉野麦米(YOSHINO BAKUBEI)」です。

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佐賀市から下道で東脊振ICを目指して向かうと、吉野ヶ里歴史公園北口近く国道385号線沿いに「吉野麦米」が見えてきます。

こちらは以前、EDITORS SAGAでも投稿したスポットで、記事のアクセスを見ても人気の道の駅。

私もヘビーユーザーで、ポイントカードも携帯するほど麦米さんの大ファンです。広い敷地に農産物直売所佐賀の加工食品お土産物石窯パン屋さん食事処カフェまで併設されていて一日遊べる場所。

しかし、今回の調達品は、農産物でもなく、パンでも加工食品でもありません。

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キャンプではかかせない「薪」の購入に来ました。
そう!ここ麦米さんの正面玄関には、ストーブ用とキャンプ用の2種類の薪が販売されているんです!!

ストーブ用は、火持ちがよく火力のある広葉樹のクヌギ。キャンプ用はススや煙は出やすいけれどよく燃える針葉樹のスギ・ヒノキの2種類。

「趣味が増えると視点も変わる」とよくいいますが、今回もオタクのような目で陳列されている薪をまじまじと見つめてしまいました。木目や木の種類・密度を確認し、さらにその薪がどんな炎を放ってくれるのかと焚き火姿を想像......

今回は気温が低いキャンプということで、火力重視のクヌギを調達しました。

2.いざ、キャンプ場へ

さて、佐賀の食材と薪とキャンプグッズを車の中いっぱいに詰め、2019年12月31日奥日田へ出発。

スノーピーク奥日田キャンプフィールドは、大分県日田市前津江町 椿ヶ鼻ハイランドパーク内に位置しています。

佐賀市から奥日田まで高速を使うと1時30分程で到着。案外近いです。

下道でも久留米市を通過し2時間程度で到着。奥日田の麓にある日田温泉も遠くありません。

3.スノーピーク奥日田キャンプDay.1

フィールドまであと少し

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標高950mに位置するスノーピーク奥日田のキャンプ場は、高原ならではの空気とキレイな星空が最大の魅力。

水道、電源が付いた利便性の高い区画サイトから、広く眺望を望む丘の上サイト、リーズナブルなフリーサイトまで初心者からベテランまで楽しめるスノーピークが提案するキャンプフィールドです。

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[スノーピーク奥日田HPより]

さて、今回私が宿泊させてもらうキャンプサイトは、奥日田の素晴しい景色が一望できるフリーサイト。

奥日田のフィールドには電源サイトもありますが、真冬のこの日は満室でした。冬はシェルター内でコタツなどを使用する方が多く、電源サイトは人気のサイトになっています。あまりの集中的電気使用によりブレーカーが落ちることも多々あるため、徹夜でブレーカー係を設けているとスタッフの方よりおこぼれ話を頂きました。

寒い中、ありがたいですね。

チェックイン時間開始の13時にはフィールドに到着

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受付を済ませ、すぐさま寝床の場所を決めます。

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テント設営開始。

(この時点で気温は2度......)

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温々と過ごした2時間の車内から一気に2度の世界での作業は、慣れるまでしびれます。とにかくテント完成までは、腰が重いなんて言っていられないので、丁寧かつテキパキと集中し、テント設営を行います。

また、あいにく2019年ラストは日本列島に寒波が訪れ、日本海側が大荒れの天気。

キャンプを始めると天気予報には敏感になり残念なのは雨ですが、注意しなければならないのは風です。

風でタープが破れたり、テントがたてられないこともあります。また、予期せぬ突風なんて吹けば、リラックスどころか神経がピリリとします。

というわけで、今回はいつもより細心の注意を払います。改めて悪天候キャンプ時の対応も知識として蓄え、キャンプでテントやタープを張る際ロープを地面に固定する道具、ペグも頑丈な鋳鉄製の30センチペグを10本追加購入と万が一に対応できる装備で向かいました。

しかし、案の定テント設営真っ最中に私に向かって西風。目の前が全身テントで覆われ一時身動きできず......

風が収まるのを見計らい再度設営し、どうにかうまくいきました。

テント完成

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テント、リビング(外)が完成し、しばしくつろぎの時間として読書でもと当初想像していましたが、気温は一気に下がり、15時の時点で0度16時にはマイナス3度

この日の予想最低気温ではマイナス6度と聞いていましたが......令和元年最後の夜は一体何度まで下がるのかと若干興奮気味な私でした。

私は、キャンプインストラクターといえどもキャンプ歴が長いわけではありません。今回もこの極寒冬キャンプを快適に過ごす薪ストーブ灯油ストーブ灯油ランタンなどといったエキスパートキャンパーグッズは持っておらず、暖を取るメインは焚き火

もちろん、その他に用意した暖かグッズは電熱ベストに電気カイロ、ノーマルカイロに湯たんぽ、極厚ウェア

以上のグッズでこの年越し奥日田スノーピークキャンプ場を楽しむことにしたわけですが、一方では楽しむというより氷点下の冬キャンプを今私が持っているキャンプギアで凌げるのかという私なりの挑戦でもありました。

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[テーブルの上の温度計17時13分マイナス5度を指しています]

先ほど挑戦と言いましたが、こんなにも早い段階でマイナス5度になるのは予想外でした。

一旦、車の中に避難。外気はマイナス5度、車の中は2度ぐらいでしょうか......もちろんエンジンは付けません。

その2度が常夏のように暖かく、いまでもその安らぎは忘れられません。

「最悪車中泊だな」と思いながらも、「人っていうのは安心すると再びチャレンジしたいという精神が芽生える」と啓発ワードが降ってきて、アウトドアに哲学を感じる瞬間もありました。

それにしても、いつも当たり前のように乗っているマイカーで、哲学を感じるなんて......これもまた予想外の展開。

後に、安堵感を激励とし「ソトアソビ」リスタート!!

夕飯作り開始 

今回は、野菜もお肉も同時に取れて温かいお好み焼きに。

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[フライパンに余すことなく注ぎ込まれたお好み焼きのタネ]

案の定失敗。単なる卵とじ野菜炒めに......けれどお味はきっとお好み焼き。

「アウトドアは失敗をも笑いに変える最高の遊び」ということにしておきましょう!

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実食

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温かさが身に沁みます。

イルミネーションと焚き火

夕日も沈み、ソーラーイルミネーションが本領を発揮し始めました。

美しいライトとテントフォルム。

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ランタンはキャンプ場の夜を楽しむ必須アイテムです。

照明好きな私は、ランタンソーラーライトたいまつ風ライトキャンドル風ライトなどを用いて、テントサイトを意匠的に彩りました。

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[お隣サイトの夕飯準備の様子]

ブルーイルミネーションは、写真にすると彩度が高く、色味を強く感じるかもしれませんが、実際は10分の1ほどです。

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[外気は夕方と変わらずマイナス5度]

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[キャンプの主役「焚き火」]

これまでの写真数点に写っています私の帽子は、パタゴニアキッズで息子のもの。子供用の帽子を大人がかぶると、その締め付けにより一切隙間がなく防寒になります。ぜひ皆様お試しあれ。

キャンプの主役焚き火は、輻射熱と放射熱によって身も心も暖めてくれます。

「熱は人の身体に届き、炎の温もりは人を癒やす」

炎を見ていると時間を忘れてしまいそう。キャンプの一番の魅力は焚き火なのかもしれません。

※写真について注意点

薪が完全に乾いておらず火の粉が飛んでいますが、これは火傷の原因や大切な洋服に穴が開くという悲劇を起こします。こういう時のために比較的火に強いウールなどの天然素材の服装にすることも大切です。

休息方法

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[身体の暖は取れても他は冷え切る例]

小腹が空いたときのために、メスティン(アルミ製の飯ごうのこと)の中で吸水中だったお米が凍りかけようとしていました。

ご飯は諦め、カウントダウンイベントまでテントの中で休息することに。

当然のことながらテントの中もマイナス2度。

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[「マルカのトタン製湯たんぽ」は冬キャンプ必須アイテム(直火もOK)]

寝袋(シュラフ)の中に湯たんぽを投入すると、湯船の中にいるようにぽかぽかです。

寒さの厳しい中ではありましたが、持参した暖かグッズ焚き火と湯たんぽのおかげで休むことができました。

4.いよいよカウントダウン

会場となる椿ヶ鼻ドーム

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22時30分、フィールドに併設されている「椿ヶ鼻ドーム」に移動します。

すでに多くのキャンパーさんが、年越し蕎麦を食べながら令和元年最後の焚き火を囲み談笑していました。

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私は3連泊のソロキャンパーの方、ご夫婦で訪れた方と一緒にキャンプのあれこれを語り合いました。

キャンパーさんとの集いで得られる生の声は、キャンプの知識がぐんと増え、参考書を読んでいるかのように頭に入ってきます。キャンプの知識はキャンパーさんとの交流を通じて学んでいくのだと感じました。

そしてついに!2020年!!!

「新年開けましておめでとうございます」

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スノーピーク奥日田のスタッフの皆様と令和2年祝賀記念写真。

右から アドバイザリースタッフの大久保真衣さん、副店長の澤奈央実さん、マネージャーの井上圭一さん、アドバイザリースタッフの吉良真一郎さんです。

一番左の私を筆頭に、皆さん横綱級の防寒着。写真を見るとスタッフさん共に笑いが生まれ、なんだか寒さを吹き飛ばしてくれる1枚となりました。

5.これぞ星空のキャンプ

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外に出ると、日中の風が嘘のように空は満点の星空が。最高の令和2年の幕開けです。

この星空を眺めながら眠りにつく贅沢。皆さんにもぜひ、味わっていただきたいです!

6.スノーピーク奥日田キャンプDay.2

オリンピックイヤー2020初日の朝

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気温はマイナス4度です。

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朝の氷点下に驚くことなく、昨日のカウントダウン会場でご一緒させて頂いた方と初日の出を拝観。

ちなみに、こちら奥日田は山間ということで日の出タイムは8時頃と佐賀市内より遅めでした。

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初日の出を見ながら「キャンプに出会えたことにありがとう」そう心から想わせてくれる美しい朝日でした。

キャンプでお節?!

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こちらは、スノーピーク奥日田で作ったキャンプ飯。題して「お節 of キャンプ」。

自宅から椿の花、南天の実、はらん、橙を持ってき作りました。かじかむ手で作業し、何もここまで......と思いながらも完成すると嬉しいものです。

日の出を浴びながらのお節。意外とススメかも?

キャンプ終了

チェックアウトは11時。

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荷物を片付け、チェックアウトに向かうと、カウントダウンでお世話になった吉良さんと。

スノーピーク奥日田では、スノーピークグッズも販売してあります。次回のキャンプに備え、グッズを買いそろえることもできます。

冬の奥日田を凍ることなく過ごせたのもスタッフの皆様とキャンパーさんとの交流のおかげ。

紆余曲折あった今回の冬キャンプ。私にとって最高の哲学キャンプとなりました。

大坪紗耶のソトアソビ

「フィールドは寒い季節の方が面白い」

「寒いからこそ元気になる。寒いからこそ強くなる。寒いからこそ笑顔が増える」

※スノーピーク奥日田でキャンプをするには、事前予約が必要です。ネット予約の場合は、空き状況を確認してご予約下さい。

【情報】

キャンプ地 スノーピーク奥日田
住所 〒877-0212 大分県日田市前津江町大野64-1(旧 椿ヶ鼻ハイランドパーク)
電話番号 代表:0973-53-2358 / FAX:0973-53-2046
営業時間 【店舗】10:00~19:00(4月~10月)/ 11:00~18:00(11月~3月)
定休日 【店舗】水曜日(祝祭日除く)
公式サイト

https://sbs.snowpeak.co.jp/okuhita/index.html

【キャンプ場 予約】https://camprsv.com/12105/rsv_list/

地図

【番外編】

ナチュールPLUS×スノーピーク

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さてさて、年が明けて2020年1月5日。場所は変わって、佐賀県神埼市。

スノーピークとハウスメーカーがコラボしたアーバンアウトドア shop in shop「ナチュールPLUS」へ。こちらは、佐賀のハウスメーカー「プレースホーム」が運営するスノーピークの代理店なんです。

今回、利用させて頂いたのは奥日田のスノーピークキャンプ場ですが、スノーピークグッズは佐賀県のこちらでも購入できます。

アウトドアや自然がお好きなご家族に、スノーピークのギアやアウトドアファニチャーもコーディネートしてくれますよ。

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[私が手に持っているシェラカップもスノーピーク]

この日は初売りということで、来場者にお汁粉が振る舞われ、マイシェラカップで頂きました。

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[スノーピークの象徴でもあるアスタリスクのお餅入りお汁粉](写真:ナチュールPLUSのマイスター 山﨑愛子さんより)

インスタ映え間違いなし、スノーピークらしいお正月写真。アスタリスク餅入りお汁粉、大変美味しく頂きました。

息をのむほど美しい星空を伝えるにはコレもあり?

キャンプを満喫するために忘れてはならないのが天体観測。

今回紹介した奥日田は、光を遮るものがないため、空一面星で埋め尽くされます。と同時に「この感動をどうしても伝えたい」でも「通常のカメラでは写しきれない」というジレンマに苛まれることに......

ということで、ここはちょっとずるいですが、あえて加工写真という形で紹介します。

写真は、スノーピーク奥日田キャンプフィールドのマイテント、スノーピークアメニティードームの上に繰り広げられる奥日田の夜空を加工しました。

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左の写真が一番肉眼に近いです。

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こちらの写真も、加工しましたが、肉眼に近いもの。けれど、やっぱり生で見るのが一番いいですよね......

氷点下の極寒キャンプも、自然に包み込まれれば包み込まれるほど、胸は熱くなることを感じます。

満点の星空に包まれた感動のキャンプ。皆様もぜひご自身の目と身体で感じて頂けたら嬉しいです。

【関連情報】

店舗名 ナチュールPLUS
住所 〒842-0006 佐賀県神埼市枝ケ里229-1体験館PLUS隣り(神埼警察署近く)
電話 0952-37-7887
営業時間

月火木金 11:00~18:00 

土日 11:00〜19:00

【定休日】毎週水曜日・第2火曜日

WEB https://place-home.co.jp/natureplus/
地図

マルチタレント/ キャンプインストラクター

大坪紗耶

1982生まれ 佐賀市出身 東京女子大学卒、東京栄養食糧専門学校卒、10歳~22歳まで芸能事務所イエローキャブ等に所属し女優タレン...

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