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【唐津・王天家窯】女子旅で訪れたい唐津焼の窯元。一点ものの器に出会う旅

唐津市内から車で約30分。少しだけ足をのばした先にある王天家窯(おおあめやかま)。

今回は、「唐津焼が見たい」という県外の友人を連れて訪れた体験をもとに、思わず誰かに教えたくなる王天家窯の魅力をお届けします。

忙しい日常から少し離れて、自分の"好き"に向き合える──そんな心地よいひとときを過ごすことができます。

唐津市厳木町「王天家窯」のロケーション

唐津市内から車を走らせると、少しずつ景色は街から自然へ。
王天家窯に近づくにつれて、緑が広がり、どこかほっとする空気に変わっていきます。自然に包まれるだけで、少し気持ちが軽くなりますよね。

王天家窯は、厳木駅からは徒歩5分ほどでアクセスできます。
緑に囲まれた静かな場所に建つ窯元で、敷地内には唐津焼を直接購入できる販売スペースが併設されています。
道路沿いに「唐津焼」の文字が目印として出ていますが、自然の中にひっそりと佇む様子は一見すると店舗とは気づきにくく、まるで自分だけが知る秘密基地のような特別感があります。

到着すると、聞こえるのは風の音や鳥の声。それだけで、日常の忙しさがすっと抜けていくような感覚になります。

木々に囲まれた敷地の中に佇む建物は、派手さはありませんが、だからこそ偶然見つけたような特別感があります。

王天家窯で見つける、一点ものの唐津焼

お店に入ると、「ゆっくり見ていってくださいね」と声をかけてくださるお母さん。店内はまるで実家に帰ってきたような、ゆったりと安心できる空気に包まれています。
一つひとつ大切に並べられた器は、どれも手仕事ならではのあたたかみがあります。

もしかすると「唐津焼は少し敷居が高いな」と感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、シンプルなデザインからこだわったデザインまで幅広い品揃えがある王天家窯の作品は、普段の暮らしにも取り入れやすいものが揃っています。

唐津焼を代表する作風「朝鮮唐津」とは?

中でも印象的だったのが、朝鮮唐津(ちょうせんがらつ)。

朝鮮唐津は、唐津焼を代表する伝統的な作風の一つ。
黒飴釉(鉄釉)と白濁した藁灰釉(灰釉)を掛け分けることで生まれる、力強いコントラストが特徴です。
二種類の釉薬が高温で溶け合い、流れるような模様や自然なグラデーションが現れます。同じものは二つとない表情を見せるところに魅力があり、私も特に好きな作風です。
一緒に訪れた友人も、お店の雰囲気に惹かれて、じっくりと器選びに夢中になっていました。

朝鮮唐津について事前に説明していたわけではありませんが、店内を一周したあと、友人が手に取ったのは偶然にも朝鮮唐津の器。

「これにする!」

そう言って嬉しそうに選ぶ姿を見て、朝鮮唐津の魅力は自然と人を惹きつけるのだと感じました。

特に嬉しかったのが、お母さんが友人の選んだ器と同じ形のものや似たデザインをバックヤードから数点出して見せてくださったことです。

「このお皿の上に苺をのせるだけでも、すごく映えますよ」と使い方を提案してくださり、自宅の食卓が具体的にイメージできて気持ちが弾みました。

満足いくまで選んだ器だからこそ、自分にとって特別な存在になります。そんな出会いがあるのも、一点ものならではの魅力です。

触れてわかる唐津焼の魅力

王天家窯では、器のことだけでなく、唐津焼の歴史や作り手の想いについても丁寧に教えていただけます。

「唐津焼は、見て、触って、使って。色んな使い方ができるんですよ」とお母さん。

唐津焼は砂目の多い土が使用されているので、手に取ると土の粒子を感じるような、ざらりとした質感が魅力です。両手で包み込むと、唐津の土のぬくもりが伝わってきます。

関東から訪れたお客様の中には、購入した唐津焼を玄関に飾り、そのざらりとした手触りを楽しみながら、自宅でも唐津の自然を感じている方もいらっしゃるそうです。

「使う」だけだと思っていた焼き物が、触れることで全く異なる魅力を持つと知ったのは、私にとって新しい発見でした。ザラザラした土の感触を手のひらで感じるたびに、器への愛着が自然と深まっていきます。

また、古くからクジラ漁との関わりが深い唐津らしく、鯨の絵柄を施したカップなど、ここでしか出会えないデザインがあるのも王天家窯の魅力のひとつです。

自分へのご褒美にはもちろん、大切な人への贈り物としてもぴったりです。

最後に

私にとって王天家窯は、自分用にも贈り物にも、何度でも訪れたくなるお店になっています。最初は故郷・唐津の焼き物を手元に置きたいという気持ちから、その後は祖母への贈り物を選ぶためにもお世話になっています。

祖母の年齢を伝えると、「持ち手があって軽い方がいいね」といって、お母さんがおすすめのカップを選んでくださいました。今では祖母のお気に入りのカップに仲間入りしています。

贈る相手を想像しながら選ぶ楽しさはもちろん、器を眺めているうちに気づけば自分用のお気に入りも見つかってしまう、そんな魔法のようなお店です。

唐津焼のお皿から始まった私のコレクションも、お店を訪れるたびに、少しずつ増えていっています(笑)

唐津への女子旅やドライブの途中に、ぜひ立ち寄ってみてください。お気に入りの器との出会いが、旅の思い出だけでなく、これからの日常に寄り添う特別な存在になってくれるはずです。

店舗名 王天家窯
住所 佐賀県唐津市厳木町うつぼ木10-1
営業時間

10:00〜17:30

定休日 12/30〜1/3 ほか定休日あり
駐車場 有(20台ほど駐車可)
公式サイト https://ooameya.localinfo.jp/
公式SNS 公式Instagram:@ouameyagama
地図

唐津を元気にする人

明香(Asuka)

佐賀県唐津市出身。 大学卒業後、人材業界で経験を積み、現在は唐津市へUターンしました。 地元に戻ったことで気付いたのは、唐津をは...

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