佐賀県・唐津市の秋といえば「唐津くんち」!
大きな曳山(ひきやま)が唐津の街中を駆け抜けるお祭りで、県内外から毎年50万人以上が訪れる大注目の伝統行事です。
今回の記事では、「唐津くんちってどんなお祭り?」「スケジュールを知りたい!」という方へ、日程や巡行ルート、アクセス情報など、2025年の開催情報をまとめてお届けします!
「唐津くんち」ってどんなお祭り?
唐津くんちは、毎年11月2日・3日・4日に開催される唐津神社の秋季例大祭。
そのはじまりは江戸時代。1660年代ごろに神輿渡御が始まったのが起源とされ、神輿を守るために登場したのが"曳山"です。1819年、刀町の氏子が「赤獅子」を唐津神社に奉納したのをきっかけに、明治時代までの約60年で15台がつくられました。今もそのうち14台が現存していて、代々受け継がれています。
1台あたりの重さはなんと2〜4トン! そんな曳山を200〜400人の曳子が力を合わせて曳く姿は迫力満点。
1980年には国の重要無形民俗文化財に、2016年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されているお祭りなんです。「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」という掛け声とともに、豪華絢爛な曳山が旧城下町を練り歩く光景は、何度見ても圧巻ですよ!
開催スケジュール
唐津の街中を舞台に、3日間にわたって開催される唐津くんち。日によって巡行ルートや時間が異なるので、詳しい情報は事前にチェックしておくのがおすすめです。
11月2日(日) 宵曳山(よいやま)
1番曳山の「赤獅子」を先頭に、各町の曳山が合流しながら旧城下町を巡行。曳山が提灯の明かりに照らされ、幻想的な世界が広がります。
時間 | 19:30~22:10 |
---|---|
巡行コース | 大手口(全14台中6台巡行開始)~旧城下町巡行(各町から順次参入)~曳山展示場へ |
11月3日(月・祝) 御旅所神幸(おたびしょしんこう)
午前9時半に、唐津神社を出発。旧城下町を巡行しながら、西の浜御旅所へと向かいます。
12時からは、最大の見どころである「曳込み」が開始。曳山の車輪が砂地に埋もれてしまうという難所を、曳子が掛け声を合わせて曳込む姿は圧巻!会場の熱気も最高潮に達します。
15時からは「曳出し」が行われ、曳山は各町へと戻っていきます。
時間 | 9:30~16:15
|
---|---|
巡行コース | 唐津神社~旧城下町巡行~御旅所~各町へ |
11月4日(火) 翌日祭(よくじつさい)
最終日は、旧城下町を巡行し、12時30分に米屋町通りで全14台が勢揃いします。掛け声とともに唐津の町をめぐり、唐津くんちは幕を閉じます。
時間 | 10:00~16:40
|
---|---|
巡行コース | 唐津神社~旧城下町~米屋町通り(14台勢揃い)~旧城下町~曳山展示場へ |
会場への交通アクセス
会場周辺までのアクセスは電車の利用が便利。巡行ルートは唐津駅からも徒歩で行きやすい場所ばかりなので、スムーズに移動することができます。
- 電車(JR)でお越しの方:唐津駅
- お車でお越しの方:唐津IC
詳しくは、唐津観光協会ホームページを参照ください。
駐車場
駐車場は、市営有料駐車場や臨時無料駐車場が設けられます。時間帯により車の出し入れに規制が発生したり、駐車場によって利用可能な時間が異なります。
近隣住民の迷惑とならないよう、必ず近くの有料駐車場または臨時駐車場をご利用ください。
さいごに
昨年は3日間で延べ64万人が訪れた唐津くんち。今年も良い天気に恵まれ、無事にお祭りが開催されることを願うばかり。
事前準備をしっかり行い、会場マナーや交通ルールを守ってみんなで楽しみましょう!
イベント名 | 唐津くんち |
---|---|
日程 | 2025年11月2日(日)、11月3日(月・祝)、11月4日(火) |
関連記事
唐津市に行くならココ!絶景・ご当地グルメ・祭りを巡る完全ガイド
【佐賀バルーンフェスタ】開催スケジュールやアクセスは?佐賀を彩る大イベントへ出かけよう
EDITORS SAGA編集部 中島