私たちが暮らすまちは、その土地の文化、歴史、産業、そしてそこで暮らす人々によって形成されています。
佐賀県には『ローカリスト』と呼ばれる多くのプレイヤーたちが正解の無い地域づくりに挑戦しています。
『SAGAローカリストアカデミー』は地域で実際に活動している『ローカリスト』と、これから何か活動していきたいという意欲ある若い世代の出会いの場。
9月25日、10月9日に開催された『SAGAローカリストアカデミー』を終え、次の舞台は『ローカリスト』と『ネクストローカリスト』による『お試し地域づくり活動』。
今回は江藤さんチームの『お試し地域づくり活動』のレポートです。
ローカリストアカデミーでの活動はこちら
皆で考えたアイデアを実践するために!|SAGAローカリストアカデミー2021 東部イベントレポート
アイデアを掛け合わせ、自分たちも楽しめる地域づくりになるように|SAGAローカリストアカデミー2021 西部イベントレポート
笑いが飛び交う編集部会議体験
11月6日(土)、『基山センターフューチャーラボ』で行われた江藤さんチームの『お試し地域づくり活動』。
江藤さんが編集長を務める、基山町を拠点とするウェブメディア『大字基山』にぴったりな企画案を考える"プレゼン大会"が開催されました。
集まったのはネクストローカリストと『大字基山』編集部の面々。
アカデミーのワークショップでは、基山町民、佐賀県民、県外に住む人というペルソナを設定し、アフターコロナ、withコロナと言われる今に、3者が求める情報について意見を出し合い、記事や企画のアイデアの出し方などを学んだ江藤さんチーム。
『お試し地域づくり活動』では、初めに江藤さんから、改めて『大字基山』のことや今回のプレゼン大会で出た案で、編集部が面白かったら実現することなどについてお話いただきました。
その後、ドキドキしながらのそれぞれが持ち寄った企画案のプレゼン大会が始まりました。
実際に基山町に足を運んで企画を考えたという"『大字基山』動画配信企画"や基山町の魅力的なスポットをまわって行う"ダイエット企画"、基山町民へおすすめする"唐津市七山プチ旅行企画"、自分たちの"好き"を追求した"推し企画"など、ネクストローカリストたちの個性や発想力も見え隠れしました。
普段は聞けない基山町外の人からの企画案に編集部メンバーもメモを取る手が止まりません。
笑いが起きる場面もたくさんあり、終始笑顔に包まれ、発表の合間には編集部から「そんな発想なかった!」「やってみたい」という声も上がるほど。
ネクストローカリストだけでなく、『大字基山』にも実りあるプレゼン大会だったのではないでしょうか。
ローカリストアカデミーで生まれた、心も身体も温まるイベントも
午後からはネクストローカリストとして参加した『よなよなあん工房』の岡垣さんと『OK COFFEE Saga Roastery』のオーナーでローカリストの福山さんによる出店イベント『SAGA local frendship』が同会場で開催されました。
このイベントはSAGAローカリストアカデミーの活動を通じて生まれたコラボレーションイベント。江藤さんのお声がけもあり、開催が叶ったのだそう。
『七山地域おこし協力隊』であり、今回ネクストローカリストとして参加された野田さんの協力で唐津市七山のご当地まんじゅう"七山まんじゅう"も販売されました。
『よなよなあん工房』も『OK COFFEE Saga Roastery』も実は基山町初出店だったそう。
『大字基山』でのイベント開催記事を見た方や口コミなどで広がり、お客さんが続々と来店。初出店という不安もよそに多くのお客さんでラボの中も、賑わいました。
ラボの外には行列も!
少し肌寒い日に、コーヒーやカフェラテと温かなぜんざいに、心も身体も温まりました。
最後に
『大字基山』の貴重な編集部の企画体験と、ローカリストアカデミーで生まれ、まちに温かな賑わいを持たせた今回の『お試し地域づくり活動』。
自分が欲しいと思う情報とまちの人がリアルに求める情報、まちの外の人が求める情報の差異が感じられた発見の場でもあり、情報を発信する人たちが何を考え、掲載していくのかも見える驚きの場でもありました。
自分がワクワクすること、まちがワクワクすることの掛け合わせで生まれる新たなことを考え、実践していきたいと思う一日でした。