2026年4月、唐津市和多田にオープンしたテイクアウト専門のおにぎり店「結(むすび)」。
お店は、メイン道路から一本入った先にある商業施設「karamo」の1階にあります。
店主・水鳥川さんが大切にしているのは、おにぎりの味だけではありません。使用しているお米は、なんと水鳥川さんの祖父母が育てたもの。
「祖父母への恩返しとして、二人が育てたお米のおいしさを、より多くの人に届けたい」
そんな思いから生まれたお店です。
ランチにおすすめ 唐津のおにぎり専門店
メニューは常時10種類。定番の梅や鮭をはじめ、季節の具材を使った日替わりまで、多彩なおにぎりがそろいます。
価格は1個250円からと手頃で、ランチはもちろん、小腹が空いたときにも気軽に立ち寄りやすいのが魅力です。
どのおにぎりも、具材が中心にちょこんと入っているのではなく、ご飯全体に広がるように挟まれています。そのため、最初の一口から最後まで具材の味をしっかり楽しめます。
お米の味を感じるなら「塩むすび」
具材のおいしさも魅力ですが、まず味わってほしいのが「塩むすび」です。
「うちのお米の味をいちばん感じてもらえます」と、店長の水鳥川さんは話します。
お米のうまみを引き立てる塩を選ぶため、数種類を食べ比べ、お米に最も合う塩を探して試行錯誤を重ねたそうです。
「炊きたてはもちろんおいしいのですが、冷めるとよりお米の味がわかるんです」
実際に買って少し時間をおいて食べてみると、まず感じたのは、もちっとした柔らかい食感。硬すぎず、かといってべたつくこともない、絶妙な炊き加減です。噛むほどにお米そのものの甘みがじんわりと広がり、冷めているからこそ引き立つやさしい味わいを楽しめました。
おばあちゃん手作りのはちみつ梅が入った「梅干しおにぎり」
人気メニューの一つが、おばあちゃん手作りのはちみつ梅を使った「梅干しおにぎり」。
食べやすいように種を取り除いてあり、一口食べると、はちみつのやさしい甘みと梅のほどよい酸味が口いっぱいに広がります。まろやかな味わいで、お米本来の甘みを引き立てる絶妙なバランス。どこか懐かしさを感じる、ほっとする一品でした。
また、海苔は別添えで提供。パリパリとした食感や風味を楽しんでもらいたいという思いに加え、小さなお子さんが食べやすいようにという配慮も込められています。
子育てや保育士としての経験を持つ水鳥川さんならではの心遣いです。
祖父母のお米を届けたい。「結」に込めた思い
「結で使用するお米は、私の祖父母が作っています」
水鳥川さんは、幼い頃から祖父母が育てたお米を当たり前のように食べて育ちました。
大人になって外食する機会が増えると、おいしいお米とそうでないお米があることに気づいたそうです。特に冷めたごはんは味の違いがよく分かり、冷めてもおいしい祖父母のお米が、いかに特別だったかを実感したといいます。
「お米が嫌いな友だちが、うちのお米を食べて『おいしい』って言っていたのが、すごく記憶に残っているんです」
そのおいしさを多くの人に届けることが、祖父母への恩返しであり、祖父母への「ありがとう」につながるのではないか。そう考えた末にたどり着いたのが、おにぎり屋という形でした。
水鳥川さんの祖父母
祖父母にお店のことをどう思っているか尋ねると、すごく喜んでくれていたそうです。
「お米づくりをもっと頑張るね」
そう言って、例年より生産量を増やすなど、これまで以上に米づくりに力を入れてくれるようになりました。
普段はあまり外食をしない祖父も、「結」には自ら足を運んでくれるようになったそうです。おにぎりを食べて「おいしい」と喜んでくれている姿を見られたのが、何よりうれしかったと水鳥川さんは話します。
今ではリピーターも増え、祖父母が大切に育てたお米が、多くの人に届いています。そのことを、祖父母もまた大きな喜びに感じているそうです。
人と人を結ぶ、おにぎり屋「結」
店名の「結(むすび)」には、ここまで歩んでこられたのは、たくさんの方との縁のおかげだという感謝の気持ちと、この場所から新たな人と人とのつながりを生み出していきたいという願いが込められています。
水鳥川さんは、この場所から祖父母が育てたお米をより多くの人に届け、笑顔になってくれる人が増えていく縁を結んでいくことが、祖父母への最大の感謝になると信じています。
そんな思いを胸に、今日も一つひとつ、おにぎりを握り続けています。
唐津でほっとする味のおにぎりを探している方はもちろん、テイクアウトグルメを楽しみたい方にもおすすめのお店です。
| 店舗名 | おにぎり結(むすび) |
|---|---|
| 住所 | 佐賀県唐津市和多田本村2−54−1karamo1F |
| 営業時間 | 10:00〜16:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 駐車場 | 有(施設内に24台完備) |
| 公式SNS | 公式Instagram:@musubi__onigiri |
| 地図 |
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