神埼の秋といえば、言わずと知れた『九年庵』。15日から3年ぶりに一般公開され、賑わいを見せています。
きっと『九年庵』に足を運ばれた方は、その先の『仁比山公園』や『仁比山神社』にも行かれたはず!
『仁比山公園』は桜の名所でもあり、桜の季節にも市内市外問わず、観光客でにぎわいます。また『九年庵』は新緑の時期もおすすめ!紅葉の時期とはまた違った顔を見せてくれます。
そんな四季をしっかりと感じられる神埼へ紅葉狩りとパワーをもらいにお邪魔しました。
まずは抑えておきたい『ゾンビランドサガ』マンホール
『仁比山神社』と『九年庵』を少し下った先にある温泉施設『仁比山温泉 もみじの湯』。
足湯や娯楽室を備え、幅広い世代の方が利用できます。
敷地内には『仁比山公園』とをつなぐ『あいあいばし』が掛かり、橋から下を見下ろすと川が流れています。
そんな『もみじの湯』の駐車場北側の遊歩道には、なんと!ゾンビランドサガのゆうぎりさんマンホールが!
ゆうぎりさんと紅葉狩りにピッタリな紅葉が舞い散るデザインでカワイイ!
色付いた脊振山系の紅葉と一緒にカメラに収めるのもいいかもしれませんね!
言わずと知れた『九年庵』
佐賀県屈指の紅葉スポットでもある『九年庵』。
佐賀の実業家である伊丹弥太郎の別邸で、完成までに9年かかったことから『九年庵』と名付けられました。
庭園には約60種700本の樹木が植えられ、国の名勝にも選ばれている場所。普段は足を踏み入れることはできませんが、春と秋の2回だけ一般公開がされ、多くの人を楽しませています。3年ぶりとなる秋の一般公開を待ちわびていた方も多いことでしょう。
秋の紅葉はもちろん、私は新緑がおすすめ。青々とした若葉の力強さと清爽な空気感がまた違った『九年庵』を見せてくれます。
紅葉で彩られる『仁比山神社』境内
創建から1200年以上の歴史があり、昔から山や農業の神様「山王さん」として地元の方に愛されている『仁比山神社』。
実はパワースポットとしても人気の神社なんです!
重厚感のある鳥居の先は紅葉のトンネルのようになっており、真っ赤に色づいた紅葉から、これから色づき始めるものまで美しいグラデーションを見せています。
紅葉のトンネルを抜けると、樹齢800年以上と言われるクスノキの大木がそびえ立ち、圧巻の一言。
何かしらパワーを感じる、......気がします。
大木の先に見えるのは、これまた大きな鳥居。
扁額には「日吉宮」の文字。
「ん......?仁比山神社なのに『日吉宮』?」と思っていたところ、案内板を発見。
844年に慈覚大師が唐から朝廷へ帰る前に国家安泰の祈願のために仁比山神社に立ち寄った際に、土の中から「日吉宮」と書かれた扁額を発見。朝廷にお伝えしたところ、比叡山の麓にある「日吉大社」の分神であると、時の天皇・仁明天皇の命で合わせて祀り、祈願所としたそう。この時、仁明天皇の「仁」と比叡山の「比山」を合わせて、この一帯の地名を『仁比山』としたそうです。
「日吉宮」の鳥居を抜けた先に開けた空間が。その先にある石段を上るといよいよ社殿です。
可愛らしい使いに守られた社殿
社殿には猿の施しが。
『仁比山神社』の"使い"とされていて、社殿の脇にも可愛らしい石像が並んでいます。
12年毎の"申の年"には、4月初旬に『大御田祭(おおおんださい)』が行われ、県の重要無形文化財でもある『御田舞(おんだまい)』が奉納されています。
しっかりお参りをして......。
神社といえば、おみくじ。今年もあと2か月弱ですが、運試しをしてみました。
結果は......心に留めて、帰還しました。
境内には他にも竹林や猿の石像に掛けたら願いが叶うといわれる金剛水などがあり、普段の喧騒と離れた新鮮な空気を味わえます。
最後に
紅葉と滝のコントラストが楽しめる『仁比山公園』や佐賀屈指の紅葉スポットの『九年庵』に『仁比山神社』と、紅葉狩りをはじめ、川のせせらぎや鳥の声などでも四季の移り変わりを楽しめる神埼。
ちょっと疲れた......、近場でどこか落ち着く場所に行きたいな、そんな時にぜひ、神埼へ訪れてみては?
スポット情報
スポット名 |
仁比山神社 |
---|---|
住所 | 神埼市神埼町的1692 |
公式サイト | http://kanzaki.sagan.jp/kankou_spot/niiyamajinja.html |
注意事項 |
参道から境内までには、一般のお宅もございますので、交通マナーをはじめ、ゴミの持ち帰りなど一般的なマナーを守り参拝ください。 紅葉・新緑の時期は大変混雑します。臨時駐車場もありますので、神埼市観光協会の公式サイト等でご確認ください。 |
地図 |
|
関連記事

九年庵2022年秋の一般公開情報! 3年ぶりの美しい紅葉を見に行こう
