皆さん、京都の味といえば何を思い浮かべますか?
抹茶や湯葉、京野菜......などなど様々な名物がありますが、その中でも近年若い世代にも人気なのが『おばんざい』なんです!
実はそんなおばんざいが、佐賀県の神埼市のお店で手まり寿司とともにいただくことができるんです!
今回は京風のランチを味わえるお店『京風てまりずし&喫茶すえひろ』をご紹介します。
こだわりの空間で営むお店『京風てまりずし&喫茶すえひろ』
今回伺ったお店は神埼市の閑静な住宅街の中にあり、地図を頼りに道を進むとこんなところに?という場所で『すえひろ』と描かれた看板を見つけました。
早速、中へ入ると店主の末廣さんが笑顔で迎えてくださいました。外観からは想像できないようなモダンな作りで、木を基調とした温かい雰囲気の空間が広がっています。
席はカウンター席や大テーブル席、畳のお部屋の席と様々で、色々なシーンで利用することできます。
SNS映えなランチセットは限定12食!
席に案内されるとまずは箱に入ったおばんざいが運ばれてきました。蓋を開けると綺麗に盛られたおばんざいが目を引きます!
ちなみにおばんざいとは、京都の一般家庭で作られるお惣菜のこと。
この日のおばんざいは左上から時計回りに、京風のだし巻き卵、きゅうりの酢の物、揚げなすのあんかけ、ごま豆腐でした。
ごま豆腐は自家製で、クリーミーな舌触りの黒ごまの風味が口いっぱいに広がります。
おばんざいは酢の物の酸味や、だし巻きの旨み、あんかけの甘さなど全体として味のバランスが考えられているのがよくわかります。
続いて運ばれてきたのは、彩鮮やかに並べられた手まり寿司。
コロンとした見た目も可愛い手まり寿司は、京都の舞妓さんでも口紅を落とさずに一口で食べられるようにと考えられたそう。
ランチは京風手まり寿司セット(1800円)の一種類のみの完全予約制となっています。
手まり寿司の内容は魚介類に限らず、お野菜やお肉、生ハムが使われたものまであります。どれからいただこうか迷うところですが、まずはお寿司でも定番のサーモンをいただきます。
サーモンは脂が乗っていてとろっとしていて上に乗った玉ねぎとオクラの酢の物が全体の味をさっぱりとさせてくれています。
お次はローストビーフの手まり寿司。こちらは脂の少ないお肉で、甘辛いタレとお入りのカリッとした食感がよく合います。
お寿司とは意外な組み合わせの生ハムは丹波の黒豆が乗せられ、白味噌とクリームチーズを和えたものが合わせられています。気になるお味はというと、程よい塩気の効いた生ハムとクリームチーズが相性抜群で、和えられた白味噌が全体を和風にしてくれています。
手まり寿司一つ一つが丁寧に手間をかけて作られていることがよくわかるお味で、決してどのお寿司も派手な味付けではなく京都の和を重んじるそんな店主の思いが垣間見える手まり寿司でした。
手まり寿司には京都のお雑煮もセットになっています。その中には焼いたお餅も入っており、京味噌のコクと甘味が感じられる味です。その美味しさに、10貫お寿司をいただいた後でもペロリと平らげてしまいました!
食事のあとはコーヒーでゆったりとした時間を
食事をいただいた後は、コーヒーとデザートもセットになっています。
この日のデザートはきな粉と黒蜜の寒天。一口いただくときな粉の風味と黒蜜のコクが寒天を引き立たせていてなんとも上品なお味。そのほのかな風味が京都の風景を思わせますね。
このお店は店主の末廣さんが約30年住んでいた故郷・京都の味を佐賀でも味わってもらいたいと2023年にオープンしたお店。オープン当時はお姉さんが京都から手伝いに来ていましたが、現在はご主人と二人でお店を切り盛りしています。「自分たちができる範囲でこうしてお客さんに喜んでもらえる京都の味を提供していきたい」と末廣さんは語ります。ゆったりと過ごせる雰囲気、そして店主お二人の思いのこもったその味に、現在では県内外からお客さんが訪れるお店となっています。
末廣さんの思いは料理だけにとどまらずお客さんへの気遣いやお店造りにもこだわり、落ち着いたモダンな雰囲気をつくりだしています。
そんな思いの詰まった手まり寿司を味わいに、皆さんも「京風てまりずし&喫茶すえひろ」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
店舗名 | 京風てまりずし&喫茶すえひろ |
---|---|
住所 | 佐賀県神埼市神埼町本堀3192-16 |
定休日 | 日・月・火曜 |
営業時間 | 11:30〜14:30 |
公式SNS | Instagram @temarisushi_suehiro |
地図 |
|
関連記事

【人妻プリン】頑張る女性を応援!神埼やぐら寿司 佐賀県変わり種スイーツ巡り#7

紅葉が舞うゾンサガマンホールと今おすすめの心洗われるパワースポット!
EDITORS SAGA編集部 中島