EDITOR'S コラム有田町グルメ

わざわざ訪れたい！有田・無人駅の素敵すぎるおしゃれカフェ『薪の宿から』

編集部

2024.11.18

佐賀県有田町ののどかな田園風景の中に、ひっそりと佇む「蔵宿駅」。駅舎内へ足を踏み入れると、そこにはなんとノスタルジックな雰囲気のおしゃれなカフェ空間が広がっているんです。

野菜をふんだんに使ったブランチは素材の味が存分に生かされた見た目も可愛い一皿。スイーツも豊富で、お店のどこを切り取っても「可愛い！」「おしゃれすぎる！！」の連続でした。

今回は有田町で癒しの時間を過ごすことのできるカフェ、『薪の宿から』をご紹介します。

松浦鉄道「蔵宿駅」の駅舎がオーガニックカフェに

松浦鉄道が停車する駅の一つとして大正2年に建てられた「蔵宿駅」。現在は駅舎の一部をリノベーションし、オーガニックにこだわったカフェとして利用されています。

カフェがあるのは、蔵宿駅入り口の隣のスペース。カフェはなんと駅のホームとつながっているんです。

店内は手作りの温かみが溢れるリラックスできる雰囲気が魅力的で、遠方から足を運ぶお客さんも多いそう。

駅舎内やホームに面したスペースにはテーブル席が設けられており、なんと目の前を松浦鉄道の列車が走り、停車する様子を間近で楽しむことができます！天気の良い日には、外で日向ぼっこしながらくつろぐのも良いですね。

店内からは駅舎として使われていた名残も感じられます。このカウンター席のスペースはかつて駅員が切符を販売していた場所だったそう。

新鮮な地元野菜が楽しめるブランチメニュー

ブランチメニューは10:30〜16:30まで注文することができ、「カリフォルニアサラダプレート」と「玄米リゾットプレート」の2種類があります。日替わりのスープやドリンク、スイーツをセットにすることもできますよ。

彩り豊かな「カリフォルニアサラダプレート」は、目でも楽しめる一皿！運ばれてきた瞬間からワクワクが止まりません。
地元産の10種類以上の野菜や果物、きのこ類、豆、蒟蒻が使われており、シンプルな味付けがそれぞれの素材の美味しさを引き立てています。
中でも私が驚いたのは、ふんわりとした食感のケークサレ。さつまいもの自然な甘みが感じられるこのお食事系パウンドケーキは、一口ごとに素材の味をしっかりと楽しむことができ、満足感を与えてくれます。

店主の高岡さんが料理をされている姿も絵になります！

「玄米リゾットプレート」は、自然栽培の玄米にきのこ、栗、トマトなどを加えた奥深い味わいの一皿。きのこの豊かな風味が際立ち、噛むほどに旨味が広がります。ヴィーガンにも対応しているので、健康志向の方にもおすすめの一皿です！

ころんとした見た目の可愛いスープのマグは、店主・高岡さんの奥様が作られたそう！ほかにもコーヒーカップはカリフォルニアの作家さんが手がけるなど、提供される器一つひとつにもこだわりが感じられます。

体に優しいオーガニック素材のスイーツもおすすめ

「薪の宿から」ではブランチメニューだけでなく、デザートも人気なんです。今回いただいたのは「本日のヴィーガンケーキ」。キャロットケーキには、レモンとキウイのジェラートがトッピングされていて、爽やかな酸味とスパイスの香りが絶妙にマッチします。

クランベリーや胡桃の食感も楽しく、甘味料や菜種油など体に優しい素材のみを使用している点も嬉しいポイントです。

ヴィーガンケーキのほかにも、豆乳プリンやバスクチーズケーキ、粒あんショコラテリーヌなど素材にこだわったスイーツが揃っています。米粉を使ったパンケーキのモーニングをやっている日もあるので気になる方は公式のInstagramをチェックしてみてくださいね！

さいごに

「薪の宿から」は、無人駅の静けさと地元の新鮮な食材を活かした料理が味わえる特別な空間。伺った際には、海外からの旅人の方や顔馴染みのお客さんらが店主と和やかに会話する姿が見られ店内は和やかな雰囲気でした。

みなさんも時間を忘れてゆったりとした時間を過ごしに訪れてみてはいかが。

店舗名	薪の宿から
住所	佐賀県有田町蔵宿丙（松浦鉄道蔵宿駅内）
営業時間	10:30〜17:00
定休日	木曜・日曜
公式SNS	Instagram @makino_yadokara
地図