まち歩きで吉野ヶ里町の新たな魅力を発見!|福山さんチームお試し地域づくり活動

まち歩きで吉野ヶ里町の新たな魅力を発見!|福山さんチームお試し地域づくり活動

私たちが暮らすまちは、その土地の文化、歴史、産業、そしてそこで暮らす人々によって形成されています。

佐賀県には『ローカリスト』と呼ばれる多くのプレイヤーたちが正解の無い地域づくりに挑戦しています。

『SAGAローカリストアカデミー』は地域で実際に活動している『ローカリスト』と、これから何か活動していきたいという意欲ある若い世代の出会いの場。

9月25日、10月9日に開催された『SAGAローカリストアカデミー』を終え、次の舞台は『ローカリスト』と『ネクストローカリスト』による『お試し地域づくり活動』。

今回は福山さんチームの『お試し地域づくり活動』のレポートを『ネクストローカリスト』の田中さんに執筆いただきました。

ローカリストアカデミーでの活動はこちら

コーヒー片手に、吉野ヶ里町をぶらりまち歩き

『吉野ヶ里町』と言えば?

きっと多くの人が「吉野ヶ里遺跡!」と答えると思います。ローカリストアカデミー内のワークショップでも、メンバー全員が最初にこう答えていました。それだけ全国的に有名な『吉野ヶ里町』。ほかにはどんな魅力が詰まっているのでしょうか?

私たちの『お試し地域づくり活動』は、SNSを活用しながら街歩きをすることで、それぞれの目線で新たな『吉野ヶ里町』の価値を見つけるというもの。

私たちは日を改めて、福山さんがオーナーを務める『OK COFFEE Saga Roastery』に再集合。

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午前中はホットコーヒー片手に福山さんと吉野ヶ里町をぶらりと歩いてきました!

当初は40分かけて駅を中心に歩く予定でしたが、各所で立ち止まってメンバー全員でおしゃべりをしたり、福山さんが考えるまちの魅力や可能性を聞いたりしているうちに、気づけば1時間半もまち歩きをしていました!

道中には様々な発見が!県内外から人が訪れる有名飲食店、昔は活気のあった商店街、廃館になってしまった昭和レトロ溢れる映画館や雀荘、駅の周りに広がる黄金色の稲穂。

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「これらを活かして何かしたいね」と語り合う時間は、とてもワクワクするもので、駅南口の前の幹線道路を車で通るだけでは知ることのできない"吉野ヶ里町の魅力"を探すことができました。

地元人気店のコーヒーとカレーでみんなでランチ

まち歩きを終えて『OK COFFEE』に戻り、地元の飲食店『せなふち。』さんのカレーをテイクアウト。『OK COFFEE』の焙煎所『OK COFFEE Saga Factory』で、テーブルを囲んでみんなでいただきました。

『せなふち。』さんは、福山さんの「吉野ヶ里町を盛り上げたい」という想いに共感し、オープンされたお店。

これからの吉野ヶ里町を盛り上げる地元のコーヒー屋さんで地元のカレーを食べる。何とも贅沢な吉野ヶ里町話題のグルメを堪能することができました。

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車に乗って、更に吉野ヶ里町の魅力を深掘り!

午後からは福山さんの運転で、カフェラテ片手に道の駅「さざんか千坊館」へ。テラスからは佐賀県が誇る佐賀平野! 長崎県の普賢岳や遠くに熊本県も見えました。

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帰る途中、福山さんが現在計画されているホップの農地に寄ったり、公共施設を活用したイベントや「ここにコンテナ村を作りたいよね」と空き地に寄ったりもして、吉野ヶ里町の大きな可能性を語り合いました。

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移動中の車内では、常にメンバーが現在やっていること、これからやっていきたいことをすごい熱量で福山さんと話しており、大きなエネルギーを得ることができました。

最後に

今回『お試し地域づくり活動』に参加して、佐賀のために行動したいという思いが一層強くなりました。

ずっと佐賀県で育ってきたため、もともと佐賀に愛着はあったのですが、どのようにこの気持ちを行動に移せばよいのか分からず、一歩踏み出せずにいました。しかし今回『SAGAローカリストアカデミー』に参加して、まずは"人との縁を大切にしよう"と思うようになりました。

メンバーはそれぞれ出身地も違えば現在の職種、年代、佐賀に対するアプローチの仕方も違う。そんな方々とこの活動で知り合えたことが私の財産になり、そこから私なりにもっと佐賀に対する情熱を形にしたい、と考えるようになりました。

活動中はずっとワクワクが止まらず、自宅に帰る電車の中でも余韻に浸るほど、充実した一日でした。

今後、佐賀の豊かな田んぼを佐賀県民にもっと誇りに思ってもらえるように、人と人との交流が促進されるような取り組みをやってみたいです。具体的には、多くの人が田んぼの脇道をサイクリングして自然を全身で感じられるようにしたり、田んぼの中で面白いイベントを開催したりしてみたいです。

佐賀には美しい田んぼが広がっていますが、それが"佐賀の当たり前"なので自分も含めてなかなか自然の豊かさ、佐賀の魅力に気づきにくいと思います。「もっとワクワクすることを佐賀の人々と交流しながらやってみたい」この思いを胸に、佐賀だからこそできることは何かと考えながら挑戦をしていきたいです。


文章:ネクストローカリスト 田中さん
編集:EDITORS SAGA編集部 相馬

EDITORS SAGA 編集部

SAGAローカリスト2021

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