あなたの視点から地域づくりは始まる。SAGAローカリストアカデミー2026開講レポート  PR

あなたの視点から地域づくりは始まる。SAGAローカリストアカデミー2026開講レポート 

「地域づくり」って、いったいどこから始まるのでしょう?

地域の課題を見つけること? 新しい活動を立ち上げること? それとも、たくさんの人を巻き込むこと?

もちろん、それも地域づくりにつながる一歩。
でも、そのきっかけは、もっと身近な場所にもあるのかもしれません。

今年で9年目を迎え、これまでに多くのローカリストが登壇してきた『SAGAローカリストアカデミー』が、今年も9月12日に佐賀県庁新館地下1階のSAGACHIKAで開講しました。 

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会場には、個性豊かな4名のローカリストと、佐賀の地域づくりに一歩を踏み出したい30名を超える「ネクストローカリスト(参加者)」が集結。 

4人のローカリストと30名を超える参加者が語り、考え、アイデアを交わした、熱気と笑顔にあふれる当日の様子をレポートします!

地域づくりの入口を見つける「SAGAローカリストアカデミー」とは?

「SAGAローカリストアカデミー」は、地域のため、家族のため、そして自分のために地域づくりに取り組む「ローカリスト」と、地域づくりやまちづくりに関心を持つ人たち「ネクストローカリスト」が出会い、交流する場として2018年にスタートした取り組みです。

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会場では、今年度のローカリストである、(写真左側から)おさんぽ工房の久野裕子さん、いやしの宿ほのかの大石絢子さん、一般社団法人ここてらすの入江航さん、合同会社yolの山崎裕次郎さんの4人が登壇しました。

今回のアカデミーは2部構成。第1部のトークセッションでは、ゲストローカリスト4名による活動紹介と、事前に寄せられた質問を深掘りするクロストークを実施。

第2部では、運命のカラーボールくじで決まったチームごとに分かれ、ローカリストが提示するテーマのもとアイデアを出し合うワークショップを行いました。ここで生まれたアイデアは、後日、県内各地で実践される「お試し地域づくり活動」へとつながっていきます。

「SAGAローカリストアカデミー2026」開講!

佐賀県庁の地下1階にあるSAGACHIKAには、ローカリスト4名と30名を超えるネクストローカリストが集まり、開講前から熱気に包まれていました。

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今回のMCを務めたのは、佐賀でおなじみのお笑いコンビ・メガモッツの中川どっぺるさん。軽妙で温かい語り口で、会場の緊張を一気に解きほぐしていきます。

前半は、4人のローカリストによる活動紹介からスタート。
それぞれが現在取り組んでいることや、活動を始めたきっかけについて語りました。

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活動する地域も、向き合うテーマもそれぞれ。
ネクストローカリストたちは、4人の話にうなずいたり、気になった言葉をメモしたりしながら、じっくりと耳を傾けていました。

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「地域だから」にとらわれない。本音に迫るクロストーク

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活動紹介に続き、事前質問をもとにしたクロストークへ。

「仲間の作り方」について問われ、久野さんは「最初は一人も知り合いがいなかったからこそ、イベントに足を運び、自ら手伝うことで輪が広がった」と語り、入江さんも「助けて、困っていると素直に発信することが大切」と応えました。

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「佐賀だからできること・難しいこと」という質問に対して、山崎さんは 「『佐賀だから』と考えすぎない方がいい。地域を主語にしすぎず、まずは自分自身がやりたいこと、家族や子どもとの時間に向き合うこと。時間軸を10年、20年先に伸ばせば、今の難しさも愛おしいプロセスになる」と答えました。

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大石さんの「佐賀はいい意味で狭く、キーマンにすぐ会える。外の風や若い世代が入ることで地域が元気になる」という言葉とも重なり、参加者は力みのない等身大の言葉に真剣に耳を傾けていました。

「視点」を広げるワークショップ「お試し地域づくり活動」

SAGAローカリストアカデミーの醍醐味の一つが、地域づくりの入口を見つけるワークショップです。
今年度はどんな気づきやアイデアが生まれたのでしょうか。当日のワークショップの様子と、4名のローカリストそれぞれの活動への想いをご紹介します。

日常に"自分だけの視点"を見つける|山崎さん

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「それでは、皆さんに人類学者の一歩を踏んでもらいます」
文化人類学を学び、アフリカでフィールドワークをしていた山崎さん。その経験を生かして行われた最初のワークは、佐賀県庁1階ロビーを歩きながら、10分間で30個の気づきを書き出すというもの。

見慣れた場所を、初めて訪れた旅人のような目で眺めてみます。大切なのは正解を探すことではなく、「見る」「気づく」こと。
すると、同じ場所を歩いているはずなのに、参加者が拾うものはまったく違いました。

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なかには、県庁内にある「佐賀」という表記を、漢字・ひらがな・アルファベットに分けて数えた参加者も。六角形のソファに目を留め、「なぜこの形なんだろう?」と考える人など、着眼点の違いが浮き彫りになりました。

後半は山崎さんのゲストハウスに置いている「旅人メッセージノート」を題材に、自分の記憶を共有するワークへ。

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旅先での会話や風景、食や体験など、強く心に残った出来事を言葉にすることで「自分が普段どんな軸や視点で世界を捉えているか」を再認識していきました。

「観察」と「記憶の言語化」。参加者たちはこのプロセスを通して、地域の魅力やまちづくりの種を見つけるための"自分だけの視点"という軸を得ているようでした。

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今後は、ノートを片手にまちを歩き、そこで出会った人や一緒に歩いた人との会話、そのとき感じたことを書き留めながら、何気ない場所にある観光の魅力や思い出を可視化していくお試し地域づくり活動を実施予定です。

 「気になる」の視点でまち歩きはつくれる|久野さん

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「自分が面白いと思った視点があれば、誰もがまちの案内人になれる」 
久野さんによるワークショップのテーマは、歴史解説ではなく自分だけの「偏愛視点」でまちの魅力を探すこと。

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「ジョッキで出てくるデカ盛りパフェ店」、「公園で見かけた本格衣装を着て太極拳をする人」、「有田の町に転がっている焼き物の破片」など、参加者が日常で気になっている、ディープなエピソードが次々と飛び出しました。

「身近にあるからこそ出てくる視点。今は『気になる』で止まっているけれど、取材したり、調べたり、行ってみたりする。それだけでまち歩きになる」
という久野さんの視点を聞いて、参加者たちは、「自分が面白いと思った視点こそがまち歩きをつくる最大の武器になる」と気づきを得ていました。

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今後は、嬉野温泉街西側エリアに新しいまち歩きコースをつくるというお試し地域づくり活動を実施予定です。

「何度も通いたくなる」地域との関わり方を探ろう|大石さん

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大石さんのグループで考えたのは、里山と地域外の人との関係です。
最初に投げかけられた問いは、「この集落に、もう一度来たくなる理由は何だろう?」と「地域の外の人が、集落の担い手になるには?」の2つ。

ポイントは、「観光客として来てもらう方法」を考えるのではなく、「この地域に、もう少し関わってみたい」と思えるきっかけを探すことです。

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ブレストでは「ここでしか食べられない食」と「会いたい人」が最大の引き寄せになると再認識。

さらに、竹コップやカゴを手作りして揃えていく継続的な体験の提案や、「初めて来ても迷わないよう看板を立てる」といった安心感を守るための具体的で温かいアイデアが出揃いました。

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地域の内と外をきっぱり分けるのではなく、その間にあるさまざまな関わり方を増やしていく。そんな里山の未来を、参加者と一緒に描いていきました。

今後は、石体地区を中心にお試し地域づくり活動を実施予定です。

 地域の中の"居場所"の役割を考える|入江さん

「あなたにとって、居場所はどこですか?」
入江さんのグループでは、そんな問いからワークが始まりました。
まずは参加者それぞれが思いつく「居場所」を付箋に書き出します。

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カフェやマクドナルドといった具体的な場所を書く人もいれば、高校生や高齢者など「誰にとっての場所か」を考える人も。「自分を磨ける場所」「安心できる場所」といった心の状態から考える人もいました。

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出てきた付箋を分類しようとすると、なかなかまとまりません。

それもそのはず。"居場所"の定義は人によって様々だからです。
一人で過ごす時間かもしれない。誰かとの関係性かもしれない。安心する場所もあれば、何かに挑戦できる場所もある。支援につながる場所だけでなく、祭りやライブ、毎月楽しみにしているイベントだって、誰かにとっての居場所になり得ます。

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そんなワークを終え、「自分が毎月開催しているイベントも、実は誰かにとって大切な居場所になっていたのかも」と、自分の活動の価値を再定義したネクストローカリストも。
ワークを始める前と後を比べると、「居場所」という言葉の輪郭が大きく広がっているように感じました。

今後はここてらすを会場に、居場所に関わる人たちのリアルな話や空間に触れながら、自分に合う関わり方を見つける、お試し地域づくり活動を実施予定です。

最後に

4つのワークショップを終え、参加者は再びSAGACHIKAへ。それぞれのグループで生まれた気づきやアイデアを共有しました。

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「10分間に30個の気づきを見つけてみる」
「地元の気になっている場所を挙げてみる」
「自分にとっての"居場所"を考えてみる」
「地域の外に住む人が、里山の担い手になる方法を考えてみる」

一見すると、まったく違う4つの問い。でも、この日、会場のあちこちで交わされていた言葉に耳を傾けていると、ある共通点が見えてきました。

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それは、地域を見る視点が変わると、地域との関わり方も変わるということ。
地域づくりとは、大きな目標を掲げることではなく、もっと私たちの暮らしの延長線上にあるものなのかもしれません。

いつもの風景や暮らしを、少し違う視点で眺めてみる。自分の「気になる」や「好き」を掘り下げてみる。そんな自分なりの視点で地域を見つめることが、人や場所との新しいつながりを生み、やがて地域づくりへと広がっていくはずです。

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これからは、ローカリストとともに実際の地域へ飛び出す「お試し地域づくり活動」を開催していきます。

今回のアカデミーに参加していない方も、どなたでも参加できます。参加を希望する方は、気になるローカリストの申込フォームからお申し込みのうえ、申し込み完了画面に表示されるLINEオープンチャットにも忘れずにご参加ください。

▼各ローカリストのお試し地域づくり活動参加申し込みフォームURLからご参加ください。

ぜひこの機会に、気になるテーマや地域に一緒に飛び出してみませんか。

文・写真:平野 蒼

EDITORS SAGA編集部

SAGAローカリスト2026

「やりたい」が「できる」に変わる地域へ。 佐賀県には、「やりたいこと」を追い求め、周りの人たちを巻き込みながらカタチにしている『...

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