【レッツさがすたいるトーク】大人も"元・こども"。 「こども目線」からやさしいまちについて考える PR

【レッツさがすたいるトーク】大人も"元・こども"。 「こども目線」からやさしいまちについて考える

みなさんは子どもの頃どんなだったか、どんな遊びをしていたか思い出すことができますか?
自分の子ども、地域の子ども、社会の子ども......
今と昔では子ども達を取り巻く環境は違えど、誰しも子ども時代はあったはず。

子ども時代に立ち返り、暮らしやすいまちについて考えるイベント「レッツさがすたいるトーク」~今の"大人"も元"こども"。考えよう、"こども"にやさしいまち。~に参加してきました。

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さがすたいる」とは、お年寄りや障がいのある方、子育て中の方など誰もが安心して暮らしていける、みんなにやさしいまちづくりの実現を目指す佐賀県の取組です。
その一環として、誰もが暮らしやすいまちにしていくために私たちにできることは何なのか、当事者の方々と一緒に考える誰でも参加できる交流会「レッツさがすたいるトーク」を定期的に開催しています。

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今回の「レッツさがすたいるトーク」は佐賀市のおへそこども園で開催。子どもに関わる仕事をされている方や、子育て中の方地域の方など多様な立場の人たちが集まって、みんなが暮らしやすいまちにしていくために何ができるのかを一緒に考えました。

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会場となったおへそこども園は8月末の豪雨で電気基盤が浸水したため、イベント開催の数日前まで停電していました。ここに並んでいるランタンは園の呼びかけに保護者や支援者が届けてくれたもので、天気の悪い日や夕方の時間帯にはランタンの灯りで保育を行っていたそうです。

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会場を優しく照らすランタン。この灯りのように温かい時間となった「レッツさがすたいるトーク」をレポートします。

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ゲストによるクロストーク

今回のゲストは、保育や介護、地域づくりなど個性豊かなメンバーですが、共通しているのは子どもとの関りを大事にしている4名。

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雨宮 みなみ氏/こども法人キッズカラー代表取締役CEO

一児の母。保育士資格、幼稚園教諭二種免許、社会福祉主事任用資格所持。
中学生の頃から目指していた保育士資格を取得後、複数の保育園で6年間こどもに携わる。
現場での経験を通し、保育や子育てが広がる"遊び"と"学び"のプラットフォームHoiClue[ほいくる](Webサイト)を立ち上げ、2010年に株式会社キッズカラーを設立。
「こどもの"やってみたい"っておもしろい」というタグラインの元、新しいチャレンジに向けて奮闘中。

一番大事にしていることは「子ども自身から溢れる"やってみたい"」という気持ち。子ども達の"やってみたい"という気持ちは、好奇心や冒険心や探究心が溢れた、その子自身の世界そのものです。一方、子ども達がやりたいことは、大抵は危なかったり、汚かったり、大人にとっては理解しがたい.....だから、何でやってみたいんだろう?という学びやみんなで考えていく場に「ほいくる」をしていきたいと語る。活動の先に子どもの姿をがあるか、をいつも大切にしている。

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佐伯 美智子氏/合同会社MUKU代表

三児の母。赤ちゃんがいる事業所「看護小規模多機能むく合同会社MUKU代表・愛称は唐津のみっちゃん。

高校生の頃から、根拠のない自信を頼りにガールズバンドや単車にハマりながら破天荒な生活を送る。一方、生徒会役員に従事するなど多面性をもつAB型。専門学校卒業後、作業療法士の資格を取得するが「世界中に友達を作る」という夢を叶えようと、女1人バックパッカーとして、南半球に旅に出る。その後、カイトサーフィンにハマり、唐津に移住。

三男が3か月の時に独立。翌年、赤ちゃんがいる介護事業所「看護小規模多機能むくを開設。「子連れ出勤」「保育園に子どもを預ける」という選択肢が増えることは子育てをしていくうえで大切なことなのではと考える。

子どもは自然にお年寄りを盛り上げて主役にし、お年寄りは子どもたちの声に反応して頑張る姿から、一緒にいることで相乗効果が生まれているそう。介護現場に子どもがいることは、働く親の姿を子どもが見ることができ、親もまた、子どもの成長を見ることができる。そして、年を取るということ、老いや命を子どもたちが学ぶ場にもなっている

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西川 彩菜氏/さが地域ッズサポーター

鹿児島県の離島・徳之島生まれ。兄が佐賀にいた関係で、佐賀女子短期大学に入学。卒業後、徳之島で小学校教諭をする中で、子育て世代と地域のつながりの重要性を目の当たりにする。

漫画家を目指すため再び島を離れ、福岡の専門学校へ。卒業間近、佐賀県庁で働いていた友人にさが地域ッズサポーターにスカウトされる。現在は地域と子育て世代をつなげるコーディネーターとして、「一人で悩んでいる人を助けたい」「人をつなぐのは人」という気持ちで、主に基山町を拠点に活動中。

地域づくり団体に子育て世代が参加しやすいよう、まずは自分がどのような活動をしているのか参加をしSNSでイベント情報などを発信している。

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吉村 直記氏/おへそグループ統括園長

二児の父。5歳の時交通事故で父親を亡くし、母親は女で一つで兄弟3人を育てる。同時期に空手を始め、そこで出会った恩師に多大な影響を受ける。

ロータリー財団の親善大使として一年間派遣されたメキシコ合衆国へ一年間の語学留学。大学在学中に幼児教育に興味を持ち、関東の保育コンサルティング会社に入社。50件以上の保育園の立ち上げや運営に関わりながら乳幼児教育を学ぶ。25歳でおへそ保育園園長に就任。現在、0歳~12歳までの子ども達、障がいを持つ子ども達が共存する「おへそグループ」を統括

自ら育つ、自立を一番大切にしており、子ども達は自分たちでいろいろなことができる」と子どもを応援する気持ちでまわりの環境を整えることも大事にしている。全国でも珍しい「こども哲学」の実施や、さまざまな地域の方に「地域の達人」として園にきてもらい、教育者だけでは育てることができない環境づくりを行っている。

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ファシリテーターを務める雨宮さんが最近メディアで見かけた気になる記事の話題からスタート。

20191030_h1_001.jpg 雨宮さん

「以前、海外と日本の子育ての環境について書かれた記事を目にしました。海外のある国で、電車内で子どもが泣いている姿を見た乗客がみんなで子どもをあやしていて、"みんなで子育てしている""みんなの子ども"というような雰囲気を感じた、というものでした。日本では、あの子の親は誰だろう?どんな人だろう?というような"誰の子""〇〇さんの子"みたいな雰囲気を感じる、というようなことも書かれていて、こういった環境も、子育てのしやすさと関係しているのかなと感じました」

これには会場の方々も「確かに......」と大きくうなずいていました。

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続いて佐伯さんからはこんなお話が。

20191030_h1_002.jpg 佐伯さん

「子ども達は"子ども達の世界に生きている"。盛り上がる時は、もっともっと盛り上がる。大人にとって、しまった!と思うこともありますよね。子どもの都合だから、大人が止めることはおかしいんじゃないかと思うこともあります。実際は、大人の都合を子どもに押し付けている。普段の生活の中にそんな光景があります。環境づくりをもう少し考えていけたらいいのになぁと思いますね」

「デンマークの保育園では禁止されていることは何もないんです。禁止されている遊びもない。例えば、子どもがはさみで自分の髪の毛を切ってしまったとしても否定しません。"自分の髪の毛を自分で切ることは、危ないこと、よくないこと。次はやらないようにしようという学びになる"という考えなのだそうです」

この話を聞いて雨宮さんは、

20191030_h1_001.jpg 雨宮さん

「すべてが"学び"としてとらえられているんですね。それって、自分はそう思っていても周りも同じように理解がないと難しいので、凄いことですよね」

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20191030_h1_002.jpg 佐伯さん

「デンマークでは、子どもが遊んでいるおもちゃを大人が勝手に片付けるようなことはしません。子どもは子どものルールでやっていることがある。たとえ、お昼ご飯の時間になっても、そのままにしておき、後で続きができるようにしておきます。

大人の都合で時間を気にして、ついつい手を出してしまう。その時、子どもはどんな気持ちになるでしょう?

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続いて小学校教諭の経験がある西川さん。

20191030_h1_004.jpg 西川さん

「今は、子どもと直接関わることが少ないのですが、保育士と小学校教諭の経験があります。勤務していた小学校は児童数が少なく運動会は地域の方々と一緒に開催されていました。地域のおじいちゃん・おばあちゃんのお手伝いをした児童が褒められて喜んでいました。その様子を見ていた他の児童が真似て、おじいちゃんのお手伝いをしようとしました。

そこで言われた言葉が、『ここはいいから、自分のことをやりなさい』だったんです。何もしなければ怒られるし、その姿を見られるのは恥ずかしいと感じる。子ど達もは周りに見られていることを実感しているんですよね。頭の中でいろいろ考えているんだろうなぁと思ったので、私は具体的な指示するのではなく『どうしたらいいかな?』と子どもが自身で考えるようヒントを与えるようにしていました。

だから、日頃から子どもの姿を見ることが大切なんですよね。私が好きな漫画に『大人だから子どもの気持ちはわからなくて当たり前なんだよ。だから大人は自分が子どもだった頃の気持ちを忘れないで生きていけたらいいね』というセリフがあります。いつも私は子どもだった頃の繊細な気持ちを忘れないで関わっていきたいと思っています」

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20191030_h1_005.jpg 吉村さん

「おへそ保育園やこども園で育った子どもと、外部の園で育った子どもとの大きな違いは"自分で決断すること"『次は何をしたらいいですか?』と確認する子どもが最近多くなっている気がします。自分たちで選択することを促すことが大切だと思います。

両親が子ども達に言ってしまいがちな言葉に『早くしなさい』があります。当園の保育士が自身の子どもに『早くしなさい』と声をかけたところ、子どもから『お母さん、ぼく、お母さんにはわからないかもしれないけれど、めっちゃ早くしているよ』という言葉が返ってきたそうです。大人にはゆっくりに見えても、子どもにとっては全力疾走。我々大人が子どもに伝えている言葉は、子どもにすると全然受け止め方が違う。そして、最近の子ども達が生きづらそうだなと思うことは自由が足りないことですね」

そして参加者の中からこんな質問がありました。

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下楠薗さん/一児の父

「今子育て中なのですが、いろいろな家庭のお子さんを預かることがあります。どうして親になった瞬間に『何かあっては絶対にいけない』という責任やルールを自分に課してしまうんだろう?他所の子どもを預かるのも『何かあったら困るから』と言われることもある。でも災害や非常事態など何かあった時は力を貸しに行く。急に障壁が無くなる気がして、日常でもその壁を無くしていけたらたらいいなと思っています。みなさんの活動の中で、このようなことが地域単位で行われる兆しが見えていたり、逆にどのようなところに難しさを実感されていたりするのか教えていただきたいです」

20191030_h1_002.jpg 佐伯さん

「非常事態にならないと、人間の本性はあらわれてこないのかな。本当は預かってほしい、困っていることを言いたいけれど言えない。子育てをしている人は助けてほしいし、子育てをしている人を助けてあげたいと思っている人もいる。その一声を言いにくい状況にある人が多いのではないかと思います。

むくでは、子育て中のお母さんと赤ちゃんが一緒に事業所に来ておじいちゃん、おばあちゃんと1日を過ごす「赤ちゃんボランティア」を行っています。お母さんたちは、『おじいちゃん、おばあちゃんの役に立ったことが嬉しい』 『施設に来ることで一人じゃない時間を過ごせることが嬉しい』ということを言われます。

私も長男を育てていた時は半分鬱みたいになっていました。一人で子育てしていたので、誰ともしゃべらない時期が続き、だんだん言葉も出なくなりました。そんな時、助けてくれたのはやっぱり同じような環境にいる子育て中の友だちでした。手を差し伸べてくれる人がいる、何かあった時に助けてくれる人がいること。仲間や心を開ける相手がいることが子育てをしやすくすると思います。もっと、心の根っこにある言葉を言いやすくなっていけば世の中暮らしやすくなるのではないでしょうか

20191030_h1_004.jpg 西川さん

「子どもを預ける人も周りに気を遣っていると感じます。基山町の商店街には空き店舗を利用した保育園があります。保育園が商店街の中にあることで、子どもを迎えにいったら商店街の方々が挨拶をしてくれたり繋がりができたそうです。お母さんたちも普段歩いている時も声をかけられることが多くなったようで、用事がなくても話が出来る人ができたことが嬉しいようで、「すごく良かった」と言われます。子どもと地域が繋がることで保護者も嬉しくなるんですよね

20191030_h1_001.jpg 雨宮さん

気を遣う、はキーワードですね。お互いにそれぞれ気を遣う。その「気」が取れた時に嬉しさだったり、安心感などが生まれるのかな。それが取れる環境ってどうやったらできるんでしょうか

トークセッションを聞いていて、思い出したことがあります。

最近の出来事なのですが、外で赤ちゃんをあやしているお母さんがいました。赤ちゃんはすごく泣いていて、『こんにちは』と挨拶をしたらそのお母さんは『すみません』と謝られたんです。赤ちゃんが泣いている時に、お母さんが謝らなければいけない場面が過去にあったのかもしれません。赤ちゃんの泣き声は自分の意思を伝えるコミュニケーションのひとつ。今日のこの話を聞きながら、お母さんたちが気を遣うことや謝る場面が少しでもなくなるような環境になればいいのになと感じました。

子どもの頃を思い出してみよう

続いて、みんなで"子ども"の気持ちに近づくワークショップ

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まずは「子どもの頃はどんな遊びをしていましたか?」

付箋に子どもの頃の遊びを書き出していきます!

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いつの間にか、書きながらみなさん笑顔に。笑い声も聞こえてきました。当時の遊びを思い出すことで自然と楽しかった子どもの頃にタイムスリップできたようです!

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付箋に書いた遊びをグループで共有します。「そうそう!」という共感の声もあがっていました。

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グループを回っているとこんな声が。

「自由の話が突き刺さった」
「危ないことをしたらダメ!とすぐに止めてしまう、つい言ってしまう」
「子どもは危ないと思っていないのかも?失敗しないと思っているのかも」
「家の中で待たせてしまうことが多い」
「下の子に合わせてくれている」
「子どもが、ママこれダメだよね?と聞いてくる」

自分が子どもだった頃に戻って、そういえば......という気づきがたくさん出ていました。グループ内は初対面の方がほとんどでしたが、子育て中の方も多く、日常生活で気になったことを話しやすかったのかもしれませんね。

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みなさんの様子を見ていた雨宮さんは「それぞれに遊んだ体験・経験が豊かだったんですね」と笑顔の理由を語っていました。
続いては「環境」について考えます。

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みなさんが子どもの頃に行っていた遊びは、どんな環境があったからできたのでしょう?そして、今その遊びを子ども達がすることは難しいのでしょうか?

sagastyle20190908-22.jpg 最初は、うーん......とみなさん難しそうな顔をしていましたが、ゲストと話をしながら少しずつ付箋に書き出していきます。

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「近所の方に育てられた、近所の人とのつながりが多かった」
「人、田んぼ、自転車でどこにでも行けて誰でも知っていた」
「今、自分が住んでいるところでは、子どもに挨拶をしてもいいのかな?と思ってしまう」
「昔はルールが緩かったような気がする」
「広場などで野球、サッカーはしてはいけません、と言われなかった」
「今は子どもが外で遊んでいないかも」
「車で出かけることが多い」
「学校から帰って、遊んでいる友だちを見つけていた」

私も子どもの頃は、連絡などせず、学校が終わったらいつも遊んでいる場所に集まって、短時間でいろんな遊びをやっていました。遊びのルールも自分たちで決めたり、謎の合言葉を作ってみたり(笑)!誰に教わったわけでもなく、自然と。子どもは何気ない日常から、楽しいものを拾ってくる才能が備わっているのかもしれませんね。

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雨宮さんがワークショップ最後のテーマをお話されました。
「時間や自然、環境、不便だったからこそ自分の中で考えてできていたことが多いのかもしれませんね。子どもの数が少なくなり、かまう大人の数が多くなった。でも、今の時代では難しいと思ってしまったらそれまで。難しさはあるけれど、今の環境(時代)ではどんなことができるか考えてみましょう

そして、その話の中から「自分が大切にしていきたい」「残していきたい」もののために自分自身にできる"はじめの一歩"を前に貼りだしていきました。

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「積極的に地域のこどもに声をかけてみる」

「すぐダメと否定しない」

「子どもの遊びを良い意味で見て見ぬふりをする(待つ)」

「近所の行事に行ってみる」

「子どもを褒めてみる」

「今日のことをfacebookに書く」  等

sagastyle20190908-26.jpg 最後に雨宮さんは、

20191030_h1_001.jpg 雨宮さん

「自分の子どもの頃にタイムスリップして、地域の人との関わりや時間、場所があったからこそ楽しめたことを思い出してもらいました。実際にその時の環境を今の子ども達に、これからの子ども達につなげていきたいけれど、なかなか難しいですよね。大人になって大人の苦労も分かっていますし。今日のワークショップを一つのきっかけに『こういうことを大切にしていきたい』『残していきたい』と思うもののための"はじめの一歩"をまずは具体化していってみてください。

今日のこのイベントの様子を誰かに話してみるなど、どんなに小さなことでも良いと思います。最初は難しいかもしれませんが、うまく解決しなければいけないわけではなく、誰かと共有することで始まることもあります。今日から、明日から、子どもや"まち"との関わりについて皆さんが視野を広げる機会になったら嬉しく思います」

参加者の感想

最後はみなさんが子どもの頃にやっていたポーズで写真撮影!

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参加者に感想を聞いてみました!

富永さん/二児の母

「レッツさがすたいるトーク」には初めて参加しました。周囲との関わりの中でお互いが遠慮しあっている気がします。大人も人に甘えていいんだと思いました。子どもが成長していくためには周囲との信頼関係が一番必要なのかもしれません。私も2人子どもがいますが、すぐに、"危ない!"と言ってしまいます。私が子どもの頃、両親はきっと周りの大人を信頼していたのだと思います。今、自分が親となって周囲とその関係を築いていけてないことに、もどかしさを覚えました。それが一番の宿題ですね。同じ思いをしている参加者が多くて、その思いを共有することができたので少し安心しました。グループワークは有意義で、自分たちは自由に育ったよね、なぜ今それができないのかなと疑問に思いました。「信じる」「見守る」、こどもは地域の一員としてみんなで見守り、育てていくことができればいいなと思います

西村さん/子育て経験者・保育関係者

今の子育てと、私たちの頃の子育ては違っていて、今、子育て中の方の考えを聞くことができ良かったです。仕事で保育に携わっていますが、自分たちの時代の子育てを押し付けるわけにはいかないと感じていて、適切なアドバイスをすることがなかなか大変です。今の時代の良いところもあるし、昔の良いところもある。「子ども達のために」という基本スタンスは同じなので、そこをいろんな世代の方と一緒に考えることができる良い機会でした。

ファシリテーターを務めた雨宮さんは、

20191030_h1_001.jpg 雨宮さん

「自分が子どもの頃の環境を思い出し、共有することで新たな発見や気付きがあったのではないかと思います。でも『今は、あの頃みたいにはできないよね』だとそこで終わってしまう。今日初めて出会った人、立場の異なる人と話し、その中で違うと感じたことも、この場に来なければ気づくことができなかったこと。今日のことは今後につながるはじめの一歩。皆さんの視野が広がったり、考えに変化があったりするのは参加したからこそ得られたものだと思います」

まとめ

参加されたみなさんのワークショップでの表情がとても印象的でした。子どもの頃の楽しい思い出がよみがえってきたのでしょうね。
私の周りには、子育ても仕事もしながらイベントを開催・参加をされているお母さんが多くいらっしゃいます。その中には、自分が生まれ育った"まち"に楽しい思い出がたくさんあって、「この"まち"が好きだから子ども達にも楽しんでほしい!」という思いで活動されている方も多くいらっしゃいます。
イベントに参加をしてみて、子育ての経験がない私には何ができるだろう??とはじめは難しく考えてしまいましたが、雨宮さんの"解決を求めるのではなく共有することで始まることがある"という言葉を聞き、私らしくできることでいいのだと安心をしました。
元"子ども"の皆さんも、誰もが住みやすい"まち"にしていくために自分らしくできることを見つけてみませんか。

情報

ホームページ:さがすたいる さがらしい、やさしさのかたち

https://saga-style.jp/

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ローカルフォトグラファー

松本 聡子

1984年 鹿島市出身、嬉野市在住。図書館司書、CATV、嬉野市の情報発信業務を経て「ローカルフォトグラファー」の活動を志す。主な...

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